計量経済学1
 Econometrics 1
 担当教員:砂田 洋志(SUNADA Hiroshi)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科経済・マネジメントコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
回帰分析法に基づいて、一見、バラバラな数字の羅列にしか見えない多変量データから有益な情報あるいは自らの意思決定に役立てるような情報を独力で得られるようになることが本講義の目的です。計量経済学2が後編であり、本講義はその前編に相当します。

【授業の到達目標】
本講義では、計量経済学の中で最も頻繁に用いられる回帰分析法について解説します。
第1の到達目標は、確率モデル、最小二乗法、単純回帰モデル、回帰係数の検定について正確な知識を身に付けることです。【知識・理解】
第2の到達目標は、学んだ知識を生かして現実の経済データを分析する能力を身に付けることです。【技能】

【授業概要(キーワード)】
最小二乗法,単純回帰モデル,t検定,予測

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この講義は,経済・経営分野の高度な「専門知」を獲得し,論理的な思考能力と統計・資料に基づく分析力を養うために,専門基礎科目と専門展開科目による体系的的教育を実現するために編成される科目である(経済・マネジメントコースのカリキュラム・ポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
配布したプリントを利用しながら講義を行います。
コンピュータを利用する機会を時折設けて、講義内容を実感できるようにします。
・日程
0.統計学の復習
1.計量経済学とは
2.確率的モデル・・・決定的モデルと確率モデル
3.最小2乗法
4.単純回帰モデル
 1)古典的正規線形回帰モデル
 2)決定係数
 3)推定量の標本分布
 4)t検定
 5)予測
 6)切片の無い回帰モデル

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
板書する内容は配布するプリントにおおよそ記述されているので、講義中は担当教員の解説を理解することに集中してください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
講義の前に、事前配布されたプリントを予め読んでおいてください。
講義の後に配布されたプリントを読み直し、疑問点があれば担当教員に質問してください。

【成績の評価】
・基準
主体的な参加の度合い、知識の修得の度合い、理解の度合い、汎用的技能の取得の度合いについて評価します。
・方法
講義期間中に行う試験の結果を中心に成績評価します。ただし、全講義回数の2/3以上の出席をすることが成績評価の条件です。

【テキスト・参考書】
テキストを指定せず、配布する資料に基づいて講義を行います。
【参考書】
山本 拓・竹内明香,『入門 計量経済学』,新世社,2013.
蓑谷千凰彦,『計量経済学(第3版)』,東洋経済新報社,1997.
山本 拓,『計量経済学』,新世社,1995.

【その他】
・学生へのメッセージ
本講義で必要とされる数学的知識は高校までのもので十分です。
2年生以上向けに開講される『統計学1・2』を履修していることが望ましいです。
・オフィス・アワー
火曜日 12:30~14:00 砂田研究室
上記の時間以外でも、できる限り講義に関する質問に応じる予定です。

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