国際金融論b
 International Finance (b)
 担当教員:山口 昌樹(YAMAGUCHI Masaki)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科経済・マネジメントコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
国際収支、為替相場の日本経済への影響、国際通貨制度といったトピックの解説を通じて国際金融を理解するために必要とされる基本的な制度、概念、理論をについて基礎的な知識を得ることを目的とする。

【授業の到達目標】
(1)学生は現在の日本経済の動向を読み解くために必要な国際金融についての基本的な知識を身につけられる。【知識・理解】
(2)レポートや期末試験によって、修得した知識に基づいて論理を展開し、それを他者に分かりやすく伝える技術を身につけられる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
国際収支、日本経済、国際通貨制度

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業は国際金融について経済学の観点から論理的に分析し、現代社会で活躍するために必要な知識を身につけるために編成される科目である(人文社会科学部経済・マネジメントコースのカリキュラム・ポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
08.働きがいも経済成長も
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
-板書を中心に講義します。できるだけ分かりやすく解説するよう心がけます。
-資料を用いて具体的な現実のデータを紹介します。
・日程
1.国際収支
国際収支の見方、ISバランス論、弾力性アプローチ
2.為替相場から見る日本経済
円安の評価、円高と産業構造、円の国際化
3.国際通貨制度の歴史
国際金本位制、IMF固定相場制

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
板書をただ写すだけではなく、教員の解説で重要だと思われるポイントについては積極的にノートするようにしてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
-テレビ、新聞で国際金融のニュースに関心を持つようにしてください。
-参考書等を用いてノートを整理してください。
-復習課題を利用して講義の理解度を確認してください。

【成績の評価】
・基準
知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、参加の度合いのそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて判定します。
-小テストは論理構成、記述の正確性により評価します。
-レポートは理論、概念を正確に理解しているかによって評価します。
・方法
論述形式のレポート(60%)と講義内容の理解度を確認する小テスト(40%)で評価します。

【テキスト・参考書】
テキスト:特に指定しません。
参考書:秦 忠夫、本田 敬吉、西村 陽造『国際金融のしくみ』(有斐閣アルマ)

【その他】
・学生へのメッセージ
講義内容が自分の身の回りで起きている社会の出来事とどうつながっているかを考えるようお勧めします。
・オフィス・アワー
金曜日7,8校時。
メールでの事前予約はyamaguch@human.kj.yamagata-u.ac.jp

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