産業組織論
 Industrial Organization
 担当教員:鈴木 明宏(SUZUKI Akihiro)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科経済・マネジメントコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
産業組織論についての基本的知識を身につける
ミクロ経済学を学んで得た知識を用いて、完全競争以外の市場構造(独占・寡占など)がどのような企業行動を引き起こし、また企業行動がどのように市場構造に影響を与えるかを分析する。更に、その結果として資源配分や社会厚生はどうなるのか、政府が関与したときの影響を分析する。

【授業の到達目標】
市場構造・企業の行動・成果の依存関係を理解し、日本の産業組織がどのようになっているのかを考えることが出来るようになる。

【授業概要(キーワード)】
ミクロ経済学、市場構造、市場行動、市場成果

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
テキストと板書に基づく通常の講義形式であるが、学生にもある程度の発言を求める。
・日程
前半は以下のようになる予定。
1. 産業組織論とは
2. 完全競争と市場均衡
3. 独占と価格差別
4. 自然独占
5. 寡占
後半は以下のトピックの内いくつかについて行う予定。
製品差別化 合併
参入阻止 広告
カルテル R&D
垂直的取引関係

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
参考文献と板書を元にノートをまとめるだけでなく、積極的に発言できるように心がける。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
参考文献に目を通しておいたりするなど各自の判断で行うこと。
講義の内容を整理し、参考文献をもう一度読み直す。

【成績の評価】
・基準
主体的な参加の度合い・知識の習得の度合いについては数回のレポートによって判定する。また、理解の度合い・汎用的技能の修得の度合いについては1~2回のテストにより判定する。これらの合計点によって、本講義の成績を決定する。
・方法
試験60点、平常の成績(レポート等による)40点、計100点

【テキスト・参考書】
主に以下のテキストに基づいて講義を行う。
長岡・平尾 産業組織の経済学

また、参考書として以下を挙げておく。
新庄浩二 新版 産業組織論
春名章二 産業組織論
小田切宏之 新しい産業組織論
泉田成美・柳川隆 プラクティカル産業組織論
植草益 他 現代産業組織論

【その他】
・学生へのメッセージ
この講義はミクロ経済学の応用的位置づけであるため、履修する前にミクロ経済学を履修しておくことが強く望まれる。
・オフィス・アワー
毎週水曜日 13:00~14:30 鈴木(明)研究室において、授業時間外に学生からの質問等を受け付けるオフィスアワーの時間を設ける。

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