ベンチャービジネス論
 Business Venturing
 担当教員:柴田 聡(SHIBATA Satoshi)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科経済・マネジメントコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
地域社会の課題解決を行うために重要とされる起業や社会的起業について学ぶことを通じて、地域の活性化の中心となる人材の育成を図る。
本講義は講義と実習を通じ、ベンチャー企業ならびに起業に関する基礎的な事柄を学習することで、「起業活動」に関する包括的な知識を身に着けていくことを目標とする。講義では,経済活動と起業との関係,起業家の資質,事業機会の評価,ビジネスモデル,資金調達,成長戦略といった内容について,具体的な事例を取り上げながら考察していく。

【授業の到達目標】
・起業や資金調達の基本的な仕組みを説明することが出来る。(知識)
・事業価値評価の基礎を学びどのように事業を評価すべきか説明することが出来る(知識)
・ビジネスプランについての評価や作成をすることが出来る。(技能)
・起業のリスクと起業することの意義を理解し起業を、企業のもつ意味を感じることが出来る。(態度・習慣)

【授業概要(キーワード)】
技術経営,イノベーションマネジメント,ベンチャーファイナンス,産業クラスター,ビジネスエコシステム

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
カリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
毎回レジュメを配布し、パワーポイントによる講義を行なう。またテーマに応じて適宜実習を行い課題をといてもらう。
・日程
1.イントロダクション
2.なぜベンチャーが必要なのか?
3.イノベーションと経営組織
4.イノベーションの諸類型
5.イノベーションのジレンマ
6.イノベーションのプロセスモデル
7.ビジネスエコシステム
8.スタートアップにおける大学の役割
9.ベンチャーと資金調達
10.ビジネスモデルと企業価値評価
11.ビジネスプランとその評価
12.制度的企業家
13.技術の社会的構成
14.日本におけるベンチャー政策と失敗の歴史
15.まとめとテスト

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
自主的かつ主体的に取り組み、予習復習をおこない講義内容を理解して下さい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
日常の中で接する企業や経済ニュースについて経営学的な解釈を試みてみてください。予習復習が重要ですので、わからない部分はテキストや参考書に目を通してください。

【成績の評価】
・基準
期末試験による知識の習得度合いと理解度を評価する。また、期末試験における評価基準として、文章のわかりやすさ論理一貫性もその評価基準とする。
・方法
定期試験において講義で紹介した概念並びに概念間のつながりを理解できるかによって評価する。また場合によりレポート等を課すばあいがある。

【テキスト・参考書】
特定のテキストは指定しないが適宜文献を紹介する。また講義資料はウェブクラスに資料をアップするので各自印刷して望むこと

【その他】
・学生へのメッセージ
「経営学」、「マーケティング」、「経営情報」、「中小企業論」、「金融論」、「会計学」などの関連する科目授業の履修しておくと理解が進みます。
・オフィス・アワー
月曜日(11時00分~14時)
メールで予約があった場合、随時受け付ける。

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