ミクロ経済学演習
 Under Graduate Seminar in Microeconomics
 担当教員:是川 晴彦(KOREKAWA Haruhiko)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科経済・マネジメントコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期・後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
本演習は,ミクロ経済学の主要な理論を詳細に学び,それらの理論を経済分析に応用する力を身につけてもらうことを目的とする。あわせて,ミクロ経済学における中・上級の理論や、近年,盛んに研究が進められている分野についても演習で取り上げることにより,ミクロ経済学の理解を深めたうえで,現代社会が抱える諸問題を理論的に解明できる力を身に付けてもらうことも目指す。

【授業の到達目標】
(1)ミクロ経済学の主要な理論について理解できる【知識・理解】。
(2)理論的に,かつ,わかりやすく報告することができる【技能】。
(3)現代社会が抱える諸問題の発生要因や解決策について,経済学の視点から分析することができる【態度・習慣】。

【授業概要(キーワード)】
ミクロ経済学,公共経済学,厚生経済学,学生主体型授業

【科目の位置付け】
この演習は,経済分野の高度な「専門知」を獲得し,論理的な思考能力や統計・資料に基づく分析力を養うために編成された少人数教育科目である(人文社会科学部 経済・マネジメントコースのカリキュラムポリシー)。

【授業計画】
・授業の方法
演習生はテキストの指定された部分を精読し,その内容について,報告要旨(レジュメ)を作成したうえで,自分の視点に基づきながら報告する。報告後に,問題点等について演習生同士で討論を行う。報告者以外の人は積極的に質問すること。
・日程
(1)ミクロ経済学の基本的な理論や考え方の復習(第1・2回)
(2)演習生による報告および報告内容に関する討論(第3~14回)
(3)前期のまとめと後期への準備(第15回)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
報告担当者以外にも積極的な発言(質問・感想でもよい)を求める。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
(予習)報告者になっていない場合でも,テキストの指示された部分は演習前に必ず読んでおくこと。また,報告者に質問する内容を事前に考えておくこと。
(復習)テキストや報告者の作成したレジュメを見ながら,演習内容を確認しておくこと。わからない点はそのままにせず,次回の演習時に質問すること。

【成績の評価】
・基準
「主体的な参加の度合い」,「知識の習得の度合い」,「理解の度合い」,「汎用的技能修得の度合い(論理的思考力,文章表現力)」の4つの基準で成績評価を行う。特に,以下の点を評価基準として重視する。
(1)ミクロ経済学の主要な理論について正確に理解しているか。
(2)理論的に,かつ,わかりやすく報告することができるか。
(3)現代社会が抱える諸問題の発生要因や解決策について,経済学の視点から理論的に説明することができるか。
(4)積極的に質問し,意見を述べるなど,主体的に演習に参加しているか。
・方法
毎回の演習における発表内容,作成したレジュメの内容,質問に対する回答内容,および,テキストの理解度を考慮して評価を行う。なお,4年生には卒業論文もしくはゼミレポートを作成してもらう。

【テキスト・参考書】
テキストは,中級レベルのミクロ経済学の文献またはミクロ経済学の応用分野の文献を用いる予定であるが,具体的な文献は,演習生と相談して決定する。参考書については,必要に応じて、演習時に紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
ミクロ経済学の基本的な理論については十分に理解しておくこと。演習生の積極性が重要である。
・オフィス・アワー
前期・後期・火曜日 16時30分から18時まで 是川研究室
なお,演習に関する質問は,上記以外の日時でも対応する。事前に学生便覧に記載されたアドレスに連絡してください。

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