【授業の目的】
現代資本主義における多様な働き方,所得格差や貧困,退職後の生活等に焦点を当て,賃金制度や雇用形態の変化と課題,あるいは再分配制度の現状と課題について知識を得ることを目的とする。
【授業の到達目標】
1)グローバリゼーション現象が,従来の資本主義経済とどこが異なるか,その仕組みや特徴を説明できるようになる。【知識・理解】【技能】 2)正社員や非正規雇用の処遇について、その実態と近年の変化を適切に説明できるようになる。【技能】 3)論点を整理したうえで自分の考えを適切に表現できるようになる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
グローバリゼーション,労働市場の流動化,セーフティ・ネット,学生主体型授業
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は,地域公共政策分野の高度な「専門知j を獲得し,地域社会・公共政策に関わる論理的思考力とその運用能力を養うためにを身につけるために編成される科目である(人文社会科学部経済・マネジメントコースのカリキュラム・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう 05.ジェンダー平等を実現しよう 08.働きがいも経済成長も 10.人や国の不平等をなくそう 16.平和と公正をすべての人に
【授業計画】
・授業の方法
章ごとにレジュメの担当者を決め,その週の水曜日までにレジュメ提出,各人当日までにWeb上のGoogleスプレッドシートにテキストやレジュメへのコメント入力,当日は報告の後,まずコメントに上がっていることから一つ一つ話し合う。
・日程
テキストを定め,1章を2週のペースを原則とするが,テキストの難しい箇所やレジュメがわかりにく場合にはペースを落として進める。テキスト終了毎に,本人の関心のあるテーマに絞って補充研究しレポートにまとめることを求める。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
どんな小さなことでも良いのでテキストに関する疑問点を挙げ発言することを求める。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
テキストの該当箇所を読み,論点と疑問点を整理しておくこと。 時間内に答えられなかった質問事項は次週以降必ずフォローアップすること。
【成績の評価】
・基準
知識の修得,理解の度合い,汎用的技能(論理的思考力,文章表現力)のそれぞれについて,平素の参加ぶりや期末レポートによってみる。
・方法
レジュメ作成,疑問点提示,論点のすり合わせ等平素の成績(60点),テキスト終了後のレポート(40点).
【テキスト・参考書】
学期毎にゼミ生とテーマについて話し合い,テーマに応じたテキスト候補を出し合ったうえで決める。
【その他】
・学生へのメッセージ
さまざまな社会現象には誰でも一定の感想,見解を持っています。それに説得力を持足せるにはどうすれば良いか,今まで学んだ学識をどう組み合わせ,あと何を補えば良いかという観点から2年間ゼミ活動に取り組んで欲しいです。
・オフィス・アワー
月曜日13:00-14:000。人文2号棟3階研究室にて。その他の場合は事前に連絡下さい(連絡先yasuda#human.kj.yamagata-u.ac.jp,#を@に)。
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