グローバル経済史演習
 Global Economic History Seminar
 担当教員:諸田 博昭(MOROTA Hiroaki)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科経済・マネジメントコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
グローバル経済の展開を比較史的、関係史的に分析することで、経済分析の長期的視野を身につける。

【授業の到達目標】
(1)現代のグローバル経済の基礎をなす歴史的な事象について、その概略的知識を身につける。(知識・理解)
(2)その知識を基に自分の興味に基づいて研究を進め、論理的な議論をできるようにする。(技能、態度・習慣)

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:51~75%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:51~75%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:51~75%

【科目の位置付け】
現実の経済分析の前提となる経済体制の多様性の分析
経済の長期的分析のための視野の獲得

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
16.平和と公正をすべての人に

【授業計画】
・授業の方法
(1)指定した文献の輪読
(2)文献の輪読を通じた、学生自らの研究テーマの発見のための指導
・日程
第1回. 経済史の学習に向けて
第2回. 指定文献の輪読1
第3回. 指定文献の輪読2
第4回. 指定文献の輪読3
第5回. 学生による指定文献の内容の要約1
第6回. 指定文献の輪読4
第7回. 指定文献の輪読5
第8回. 指定文献の輪読6
第9回. 学生による指定文献の内容の要約2
第10回. 学生による次のテーマの選択のためのプレゼン
第11回. 学生が選んだ文献の輪読1
第12回. 学生が選んだ文献の輪読2
第13回. 学生が選んだ文献の輪読3
第14回. 学生が選んだ文献の内容のまとめ
第15回. 卒業論文の構想の発表会

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
経済学や歴史学に興味を持ち、指定された文献やその他の関連する専門書などを積極的に読んでいけることが望ましい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
まずは、ゼミ前までに、指定された文献の内容を理解すること。自分の見解は、その内容と他の種々の事象の論理的関係を考えてみることで形をとってくる。

【成績の評価】
・基準
レジュメの完成度や議論への参加度などを総合的に判断して決定します。
・方法
レジュメの完成度(50%)、議論への参加度(50%)

【テキスト・参考書】
ケネス・ポメランツ著、川北稔訳『大分岐』、川北稔『世界システム論講義』など

【その他】
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィスアワー」を諸田研究室(人文社会科学部2号館4階)において、月曜10:30-14:30の間に設けます。

11063007-2021-31-12863