国際金融論演習
 Undergraduate Seminar in International Finance
 担当教員:山口 昌樹(YAMAGUCHI Masaki)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科経済・マネジメントコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期・後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
証券投資、コーポレート・ファイナンス、金融政策、外国為替相場、ベンチャー・ファイナンスといったトピックについて専門書を輪読することによって基礎知識や分析枠組みを修得した上でグループ調査を実施して金融・国際金融という切り口から日本経済の現状について洞察を得ることを目的とする。

【授業の到達目標】
(1)金融分析に必要な理論と手法を身につける。【知識・理解】
(2)グループでの調査・分析を通じて、情報収集力、分析能力を向上させる。【技能】
(3)分析結果の口頭発表によってコミュニケーション能力を身につける。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
証券投資、コーポレート・ファイナンス、データ分析

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業は投資について経済学の観点から論理的に分析し、現代社会で活躍するために必要な知識を身につけるために編成される科目である(人文社会科学部経済・マネジメントコースのカリキュラム・ポリシー)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
08.働きがいも経済成長も
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
-テキスト批判とグループ調査を中心に演習を進める。
-分析に必要な概念、理論を修得するためにテキストを読みつつ、論理構成について分析、批判する。
-与えられたテーマについてグループで調査を行って、口頭発表する。
・日程
1. オリエンテーション
2~6. テキストの輪読を通じて証券投資の基礎知識を習得をまず目指します。
7~11. テキストに出てくる証券分析の手法をExcelによって再現することによって修得した内容を実践的に訓練します。
12~14. 金融データを用いて分析を行い、レポートを作成します。
15. レポート発表

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
演習では講義と違い受身の姿勢では何も学ぶことはできません。ゼミでの議論を盛り上げるよう各自が貢献を求められています。そのために十分な予習をしてくる必要があります。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
-テキスト読解では事前に論理構造を分析してゼミに出席してください。
-グループ調査では各人がグループに貢献できるように下調べを十分にしてください。

【成績の評価】
・基準
知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、参加の度合いのそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて判定します。
-テキスト読解では討論への参加状況と発言内容を評価する。
-グループ調査では問題発見力、分析能力、プレゼン能力によって評価する。
-ノート整理で努力水準も評価する。
・方法
グループ調査(40%)、テキスト読解(30%)、ノート整理(30%)

【テキスト・参考書】
投資理論についてのテキストをオリエンテーション時に指示します。

【その他】
・学生へのメッセージ
ゼミ中に理解あるいは納得できなかった内容について質問・調査する。あるいはゼミ生同士で議論することもお奨めする。
・オフィス・アワー
金曜日7,8校時。
メールでの事前予約はyamaguch@human.kj.yamagata-u.ac.jpまで。

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