【授業の目的】
マーケティングというと、広告や宣伝活動とイメージする人が多いのですが、マーケティングは広告や宣伝に限定されたものはでありません。マーケティングの本質は、セリング(販売活動)を不用にし、「売れる仕組み」を作ることにあります。長期的不況の中、各企業は激しい価格競争から抜け出すために、マーケティングに関わる知識や技術を持つ人材の養成を積極的に進めています。また、近年は、民間企業に留まらず、公共機関もマーケティングに興味を持ち始めています。本演習では、マーケティングへの理解を深めることを通じて、実際の企業のマーケティング課題に対する解決策を考えだせるようになることを目的とします。
【授業の到達目標】
1)問題意識にそって情報を収集し、企業のマーケティング課題を特定できる。【知識・理解】 2)習得した知識を生かし、企業のマーケティング課題に対する解決策を述べることができる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
マーケティング、商品開発、プロモーション、学生主体型授業
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:51~75% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:51~75% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:51~75% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:51~75% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:51~75% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:51~75% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%
【科目の位置付け】
この授業は,企業の経営戦略上の問題についてマーケティングの観点から論理的に分析し,解決策を提案する力を身につけるために編成される科目である(人文社会学部人文社会学科のカリキュラム・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
授業は対面で実施する予定である。 毎回、担当者を決め、特定のテーマにそってレジュメを作成してもらい報告してもらった後、全員で内容について議論する形式にします。
・日程
3年生は、マーケティングに関するテキスト輪読とビジネスコンテストへの参加を予定しています。4年生は、卒業論文(卒業研究)の執筆にとりかかります。演習の進め方や運営方法などの詳細は、演習参加者と相談しながら調整していくつもりです。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
毎回の出席が前提です。やむをえない理由で遅刻・欠席する場合は必ず連絡をすること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業時間外に資料収集・討論・準備が必要となる事が多いので、演習への積極的な参加が求められます。特に発表部分について質問を受けたら、それについて必ず回答できるよう準備しておくようにしてください。
【成績の評価】
・基準
知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、参加の度合いのそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて判定します。基準は、1)マーケティング課題を発見し、解決策を明確に指摘できる。2)マーケティングに関する重要な語句を簡単な言葉で解説できる。3)議論への積極的な参加姿勢を身に着ける ことであり、これらが合格の基準となります。
・方法
発表内容 30%+学習活動の積極性40%+平常点30%の割合で成績評価します。
【テキスト・参考書】
テキスト・参考書については、必要に応じて授業時に適宜指示します。
【その他】
・学生へのメッセージ
就職してからも役に立つ実践的な演習にしたいと考えています。
・オフィス・アワー
木曜日(13:30~14:30) 人文社会科学部2号館3階兼子研究室 連絡先:kaneko@human.kj.yamagata-u.ac.jp 事前にメールでアポイントをとること。
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