グローバル・プロブレマティーク基礎演習c
 Global Problematique (Group C)
 担当教員:今村 真央(IMAMURA Masao)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
「グローバル」に考えるにあたりに必要な基礎的な文章読解と言語表現能力を身につけることが主な目的です。また、大学生が身につけるべき水準の読書力、文章作成力、議論の能力を養成します。

【授業の到達目標】
日本国外の社会現象について基礎的文献を解読し、自分自身の解説・考察を口頭でも文章でも提示できることが目標です。

【授業概要(キーワード)】
グローバル・スタディーズ 国際関係 異文化理解 

【科目の位置付け】
グローバル・スタディーズコースの2年次生を主たる対象とした必修科目であり、本格的な専門分野の勉強を進めるための基礎的能力を養成するものです。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに
05.ジェンダー平等を実現しよう
06.安全な水とトイレを世界中に
10.人や国の不平等をなくそう
12.つくる責任つかう責任
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
この授業の目的は、グローバル・スタディーズを学ぶに必要な「読む・書く・聞く・話す」の4技能を強化することです。この目的を達成するために、本授業では、国外が舞台の本を読み、書評を繰り返し書いてもらいます。授業では、履修生の書評を討論します。
・日程
第1回:授業説明 (この日にシラバス完全版が配られます。履修生は必ず出席してください。)
第2回 
第3回 文献① 書評提出:グループA討論
第4回 文献① グループB討論
第5回 文献② 書評提出:グループA討論  
第6回 文献② グループB討論
第7回 文献③ 書評提出:グループA討論
第8回 文献③ グループB討論
第9回 文献④ 書評提出:グループA討論
第10回 文献④ グループB討論 
第11回 文献⑤ 書評提出:グループA討論
第12回 文献⑤ グループB討論
第13回 文献⑥ 書評提出:グループA討論
第14回 文献⑥ グループB討論  
第15回 クラス全体での討論

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
履修生は、各課題文献について2000字以上の書評を書き、提出します。教員は全ての書評にコメントします。また履修生はお互いの書評を読み合い、コメントし合います。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業48時間前までウェブクラスに書評をアップしてください。これらはクラス全体に公開されます。可能な限りクラスメートの文章を読んだ上で、授業に臨んでください。なお日程や課題については、ウェブクラス の「お知らせ」とシラバスの最新・改訂版で定期的に確認してください。


【成績の評価】
・基準
著者の見解をまとめ、それを読み手に正確に伝えるのみならず、自分の考察を積極的に加えてください。また、授業中の討論での積極的な発言も高く評価します。
・方法
小論文(6本)70点、討論(6回)30点

【テキスト・参考書】
現時点で予定されているテキストです。授業の初回までに決定します。
① ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
② 小川 さやか『チョンキンマンションのボスは知っている──アングラ経済の人類学』
③ 松村圭一郎 『うしろめたさの人類学』
④ バオ・ニン『戦争の悲しみ』
⑤ 龍應台『台湾海峡一九四九』
⑥ ジェームズ・ボールドウィン『次は火だ』
文章作成についての参考書:本多勝一『日本語作文の技術』(朝日文庫)

【その他】
・学生へのメッセージ
厳しい内容の授業です!しかし確実に能力が伸びます。
・オフィス・アワー
火曜日 13:00-16:00 (オフィスアワー外の面談も可能です。メール等で事前にアポイントメントをとってください。)人文社会科学部1号館4階今村研究室

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