異文化間コミュニケーション1(2単位)
 Fieldwork in Intercultural Communication 1
 担当教員:人文社会科学部国際交流委員会
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):各授業担当教員は、海外の長期留学経験者か、ネイティブスピーカー
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:通年  単位数:2単位  開講形態:実習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
外国の地に生活し、異文化の実相を実践的に理解することを目的とします。これまでに身につけてきた専門的知識や語学的能力を駆使し、異なる文化に直接向き合い、異文化理解に必要な方法を体験的に修得します。

【授業の到達目標】
1)外国の新しい環境に身を置き、生活や文化を理解し享受できる。【知識・理解】
2)主体的にことばによる情報交換・意思疎通ができる。【技能】
3)積極的に地元の人びとと交流する姿勢を実践できる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
異文化、海外研修、フィールドワーク

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:51~75%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:51~75%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:51~75%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:76~100%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:26~50%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:76~100%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
この授業は,文化資源と自文化の価値の理解を地域課題の解決につなげることのできる実践力を育成するための課題解決型の実践教育科目である。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう
02.飢餓をゼロに
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに
05.ジェンダー平等を実現しよう
06.安全な水とトイレを世界中に
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
08.働きがいも経済成長も
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
本学部と国際交流協定を締結している大学等において、異文化理解の実践的研修を行ないます。本年度は、夏季休業中、及び春期休業中の研修を予定しています。詳細は実施説明会でお知らせします。
通常、実習は次のような順序で進めます。
参加募集説明会で研修プログラム案などについての説明をします。その後、受講者には渡航前に事前研修会を実施します。渡航後は、基本的に受入大学等で提供される語学・学生間交流・文化理解にわたる各種プログラムに依りながら、各自研修を進めます。帰国後、研修報告書の執筆などについて、担当教員が指導を行います。これを事後研修とします。
・日程
夏季休業中に実施する場合は、おおむね以下のような手順で進めます。
前期授業期間中に、説明会を実施します。その後、受講募集を行います。情況によっては、受講者選考を行う場合があります。受講確定者に対し、研修プログラムの内容と渡航に関わる研修会を開催します。8月末から9月、受入大学等に赴き、二週間程度の実地研修をします。9月後半、事後研修、研修報告書の作成に着手します。
春季休業中に実施する場合も、後期授業期間中の説明会開催を皮切りとして、ほぼ上記に準じた手順で進めます。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
はっきりとした自分自身の目的意識をもって、積極的かつ主体的に発言・行動することが必要です。また、受入大学等が所在する地域社会に対する十分な予備的理解を各自で進めて下さい。さらに、受入先から提供されるプログラムを柔軟に受け入れ、事前に各自思い定めた目標の達成に勉めなければなりません。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
受入先が所在する地域社会の現状に関わる情報を調査・整理しておかなければなりません。研修プログラムの内容を把握するとともに、理解を試みる目標を各自設定しておきます。
研修で得た体験に基づいて、報告書を取りまとめて下さい。

【成績の評価】
・基準
人文社会科学部では、「主体的な参加の度合い」「知識の修得の度合い」「理解の度合い」「汎用的技能の修得の度合い」の4つの成績評価基準を設定しています。
本科目では、上記の4つの基準に従い、事前研修、受入先での研修態度、事後の報告書によって、総合的に評価します。詳しくは、募集説明会の時に説明します。
・方法
事前研修会及び現地実習中の学習意欲と研修態度により60点、帰国後の事後報告及び報告書の内容により40点、として評価します。

【テキスト・参考書】
この授業では担当教員が作成するスライド、プリントなどを説明会、研修会などで、資料として配付し、必要に応じて参考書などを紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
受講にあたっては、原則として外国語の運用能力を問いませんが、現地での活動は外国語によらなければなりません。
・オフィス・アワー
人文社会科学部国際交流委員会委員長・鈴木亨:授業時間のほかに、「オフィス・アワー」は、鈴木亨研究室(人文社会科学部3号館6階)で火曜日5コマ目としますが、メール等であらかじめ時間を指定して面談することも可能です。

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