企業課題解決型実践演習a(トヨタカローラ)
 Project Based Learning
 担当教員:吉原 元子(YOSHIWARA Motoko)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科経済・マネジメントコース
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):地域企業幹部の講義や現場のフィールドワークを通じて、実践的な経営課題解決のあり方を学ぶ。
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
本演習の目的は、専門知識を応用し課題解決につなげるための実践力を養成することです。トヨタカローラ山形(株)に協力していただき、経営の現場にいる方から直接、経営課題の説明や助言を受けながら、グループワークを通じて実現可能な課題解決策を導き、企業に提案します。

【授業の到達目標】
(1)知識を関係付けて、問題を指摘できる(知識・理解)
(2)実現可能な解決策を、グループワークによって提案できる(技能)
(3)ビジネスに対する興味・関心を持つことができる(態度・習慣)

【授業概要(キーワード)】
PBL 、アクティブラーニング(学生主体型授業)、 フィールドワーク、プレゼンテーション、 企業経営

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:76~100%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:76~100%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:76~100%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:51~75%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:76~100%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:51~75%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
この授業は、地域企業の抱える課題の解決力やニーズへの対応力を養成するため、企業と連携して行う実践科目です(人文社会科学部のカリキュラム・ポリシー)。

【授業計画】
・授業の方法
企業の経営課題を調査やフィールドワークを通じて理解し、グループワークによって解決策を考え、企業に提案します。
・日程
以下の流れで、企業の具体的な経営課題に対する解決策を検討する予定です。4以降はグループ単位で行います。
1.オリエンテーション
2.企業がもつ課題を知る(1)
3.企業がもつ課題を知る(2)
4.解決策の方向性を明確にする
5.解決策提案までの工程表(調べること・すること・分担・準備)を作る
6.工程表にそって必要な情報を収集する(調査・フィールドワーク)
7.収集した情報を整理する
8.収集した情報を提案に活用する
9.提案用資料の作成
10.企業への提案(中間プレゼン)の準備
11.企業への提案(中間プレゼン)
12.中間プレゼン結果の分析、改善、修正
13.企業への提案(最終プレゼン)の準備
14.企業への提案(最終プレゼン)
15.振り返り

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
演習に能動的に参画する姿勢が大切です。具体的には、必要な資料を事前準備する、企業の方と積極的にコミュニケーションする、グループに貢献する意識をもつことなどです。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
本授業科目では以下の課題等を課します。単位制度の実質化のため、授業外における以下の予習・復習等の自主的な学修に取り組んでください。
1)準備学修に必要な学修時間の目安は、3時間/週です。
2)図書館やインターネットを活用して、事前準備が必要な資料を集めるようにしてください。
3)グループワークやプレゼンテーションの反省点をまとめ、次回に反映できるようにしてください。各グループで集まり、授業回ごとのグループ課題に取り組んでください。

【成績の評価】
・基準
グループワークやフィールドワークへの参加状況、プレゼンテーションから、知識の習得度合い、理解の度合い、主体的な参加の度合い、汎用的技能の修得の度合いのそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて判定します。
授業の到達目標で示した、以下の項目を満たすことを合格の基準とします。
(1)知識を整理して問題が何であるかを把握し、記述および発表することができる。
(2)実現可能な解決策を、グループワークによって提案できる。
(3)グループや企業の方と協力して能動的に課題に取り組むことができる。
・方法
以下の合計点をもって評価します。
1)グループワークとフィールドワークへの参加状況(70%)
2)プレゼンテーションの内容(30%)

【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として個別に指定するものはありません。
必要な資料やプリントを授業ごとに配布し、授業進度、学生の理解に合わせて、適宜指定します。

【その他】
・学生へのメッセージ
山形市南一番町にあるトヨタカローラ山形本社へ複数回、訪問する予定です。現地集合・解散の予定(大学から自転車で15分位の場所)です。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答えるオフィスアワーは、人文1号館3階吉原研究室にて、木曜日12:30~14:30の間に設けます。 上記の時間以外でも在室時は質問などに対応します。

11013025-2021-31-18068