【授業の目的】
この授業科目は,協定校などに留学するために,渡航の事前準備をすることが目的です。 授業の具体的なテーマとしては, (1)自身が予定する外国留学の目的と意義を整理して明確化する (2)留学先となる現地の文化や社会制度に関する事情を調査することで,異文化理解における課題を整理し自覚する (3)現地で受ける授業にスムーズに接続できるよう,現地の言語の運用能力や専門分野に係るアカデミックな基礎的訓練をおこなう などが挙げられます。
【授業の到達目標】
(1)外国留学の目的と(予想される)意義を,留学先となる現地の言語で説明することができる。 (2)現地の文化・社会制度を理解し尊重して活動することができる。 (3)現地で受講予定の授業内容について,当該言語で自分の意見を述べることができる。
【授業概要(キーワード)】
海外留学,語学力,異文化理解
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:76~100% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
この授業は,文化資源と自文化の価値の理解を地域課題の解決につなげることのできる実践力を育成するための課題解決型の実践教育科目である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう 02.飢餓をゼロに 03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに 05.ジェンダー平等を実現しよう 06.安全な水とトイレを世界中に 07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任つかう責任 13.気候変動に具体的な対策を 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
初回の授業はオリエンテーションに充て,その後は少人数のグループ学習や個別学習へと進みます。
・日程
初回オリエンテーションの日程は,学期の最初に掲示等でお知らせします。オリエンテーションには原則として受講者全員が参加し,その後は担当教員との調整により、グループ/個別指導に移ります。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
グループ/個別指導の日程については,必修の授業や演習などと重複しないよう,できるだけ配慮します。実際の留学に先立つ準備のための授業ですので,受講者はみずからの留学目的をつねに自覚して,主体的にそれぞれの課題と取り組むことが必要です。また,現地の社会に関する予備的な理解を各自で進めて下さい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
事前学習を円滑に効率よく進めるためには,教員と受講生がよく連絡を取り合うことが欠かせません。意見や要望も遠慮なく表明してください。
【成績の評価】
・基準
評価にあたっては,まず以下の3点を重視します: (1)留学の目的と意義を,留学先となる現地の言語で説明できているか。 (2)現地の文化・社会制度を理解し尊重できているか。 (3)留学先で受講予定の授業内容について,現地の言語で自分の意見を述べることができているか。 上記の3点について,人文学部のガイドラインである,「主体的な参加の度合い」,「知識の修得の度合い」,「理解の度合い」,「汎用的技能の修得の度合い」の4つの基準に基づき,成績評価をおこないます。
・方法
学習態度や担当教員が与える課題の達成状況などに基づき,総合的に評価します。詳しくはオリエンテーションの時に説明します。
【テキスト・参考書】
それぞれの言語の担当教員の指示に従ってください。
【その他】
・学生へのメッセージ
2021年度入学生については,今年の前期に本授業を履修することはできません。本年度の履修は後期から開始となります。 英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語の最多で5種類の授業が開講されるので、履修を希望する言語の授業を「授業時間割表」で確認して出席してください。
・オフィス・アワー
下記の各言語代表教員のオフィス・アワーを確認してください。 英語:ダグラス・グローグ(学士課程基盤教育機構) ドイツ語:渡辺将尚(GSコース) フランス語:合田陽祐(GSコース) ロシア語:相沢直樹(GSコース)、天野尚樹(GSコース) 中国語:赤倉泉(GSコース)
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