書道
 East Asian Calligraphy
 担当教員:植松 浩祥(UEMATSU Hiroyoshi)
 担当教員の所属:人文社会科学部非常勤講師
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
書道への理解を深めるため、中国の六朝・唐代、日本の三筆・三跡の名跡を中心に臨書学習し、漢字の行草書体の基本書法を身に付け、ならびに歴史的背景を理解することを目的とする。

【授業の到達目標】
(1)書道の基礎的な知識を述べることができる。
(2)行草書の書写力・運用筆法の基礎を習得することができる。

【授業概要(キーワード)】
中国、日本、書道芸術文化

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
この授業は、日本の伝統的芸術文化の書道に触れることにより、社会生活においてその必要性を感じ、幅広い知識を習得するものである。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
中国・日本の古名跡を臨書、添削で学習し、一課題の度に清書提出をする。
授業は演習と遠隔を併用し以下のように進める。
1)課題説明、臨書、添削、提出
2)1)で提出した作品をさらに練習、添削、清書提出
・日程
第1回 書とは何か(ガイダンス)
第2回 行草書臨書1 練習
第3回 行草書臨書1 清書
第4回 行草書臨書2 練習
第5回 行草書臨書2 清書
第6回 行草書臨書3 練習
第7回 行草書臨書3 清書
第8回 行草書臨書4 練習
第9回 行草書臨書4 清書
第10回 行草書臨書5 練習
第11回 行草書臨書5 清書
第12回 創作1 練習
第13回 創作1 練習
第14回 創作1 清書
第15回 作品鑑賞、まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
書道用具を持参する。特に、筆は使い古したものは避ける。課題の臨書を進めながら、歴史的、技術的特徴を理解するよう努力する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で取り上げる書体、王羲之、三筆、三跡などについて簡単に調べておく。

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した行草書の書写力・運用筆法の基礎を習得するための授業での活動に積極的・能動的に参画し、達成されていることが合格の基準です。必要に応じてレポートを課す。
・方法
1)提出物10点×6=60点、平常点20点、レポート20点
2)技術の習得、内容の理解の評価項目の得点の合計をもって評点とする。

【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として個別に指定するものはありませんが、必要な資料やプリントを授業ごとに配布し、授業進度に合わせて、適宜紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
高校で書道を学んでいない学生にも理解できるようわかりやすい講義を心掛けますが、理解できない点は、適宜ご質問ください。
・オフィス・アワー
授業に関する学生からの質問は、適宜受け付けます。

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