教育実践実習C
 Teaching practice C
 担当教員:学部教育委員会委員長
 担当教員の所属:人文社会科学部
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):実習校の先生方に、教職経験を活かして、実習生のご指導をしていただきます。
 開講学年:3年,4年  開講学期:集中  単位数:2単位  開講形態:実習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
高等学校教諭免許状取得をめざし、2週間の実習で、主に次のことを目的とする。
・生徒の実態と教師の仕事について、理解を深める。
・授業観察と授業実践を通して、学び、授業づくり、教師の支援、生徒へのかかわりについて考察を深める。
・教職について考察し、将来教職に就く自身の資質・能力について検討する。
・実習終了後、教職に就くまでの間に大学においてさらに学び深めるべき課題を明確にする。

【授業の到達目標】
○高等学校の生徒の実態について理解し、生徒たちの学びについて考察できる。
○教師の仕事について理解できる。
○授業観察を通して、授業の構造・展開、教師の役割について考察することができる。
○教材研究を行い、指導案を作成して授業を行い、省察することができる。

【授業概要(キーワード)】
学び、かかわり、授業、教材研究、指導案、教職

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
高等学校教諭免許状取得希望者には必修である。教師の責務の重大さに対する自覚に基づき、高い倫理観と責任感をもって実際に子どもたちにかかわる貴重な機会となる。この教育実習で実際に生徒たちとかかわり、授業を行い、教師の仕事に触れることを通して、将来教職に就く自分自身について考えてほしい。自分がどれくらい教育に対する使命感と情熱、問題意識を持っているか、自己省察を行なってほしい。

【授業計画】
・授業の方法
3年次または4年次に、2週間、教育実習をさせていただきます。
・日程
(1)主な指導内容
   教員の服務
   生徒の理解
   学級集団の理解
   教材研究の仕方
   教科指導案の作成
   授業評価の方法の理解

(2)学生に指定ないし義務づけられている担当時間
   授業参観(最低15時間)
   授業担当(最低3時間)
   研究授業担当(1時間)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
実習中は自ら積極的に行動し、生徒たちとかかわり、自分なりに課題を見い出す。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
・教育実習が始まる前に、『学習指導要領解説』に何度も目を通しておいてください。特に、実習中に扱われる予定の単元の内容について、復習をしておいてください。
・板書をする際に、漢字の書き順が大切になります。

【成績の評価】
・基準
実習校に、「生徒指導・学級経営」、「学習指導」、「実習状況」という三つの領域について、それぞれどの程度達成されているか検討していただき、総合評価をしていただく。
・方法
山形大学地域教育文化学部教育実習専門委員会が、実習校からの資料に基づき評価する。

【テキスト・参考書】
【テキスト】『教育実習の手引き』を下記のサイトからダウンロードしてください。
http://www.e.yamagata-u.ac.jp/k-center/jisshu/index.html

【参考書】文部科学省『学習指導要領解説』(各教科)

【その他】
・学生へのメッセージ
無断欠勤は絶対にしないでください。実習期間中はアルバイトは絶対に行わず、実習に専念してください。
・オフィス・アワー
教育実習について疑問点や不安など、何か相談したい内容がある場合、①、②、③のいずれかの教員に相談してください。
①教職研究総合センター(教職課程部門)の教員
②所属する学部・コースのアドバイザー教員
③教育実習専門委員会の教員

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