ロシア語Ⅰ
 Russian I
 担当教員:天野 尚樹(AMANO Naoki)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
ロシア語の基礎を、文字と発音から一歩ずつ学び、基本文法の段階的な学習を続けながら、ロシア語習得の可能性を実感し、「ロシア語は難しい」という誤解を解消することを目的とする。

【授業の到達目標】
この演習を履修した学生は
1)暗号にみえたロシア文字を読むことができる。
2)ロシア語文法の体系を見通すことができる。
3)ロシア語は難しくないことを知ることができる。
4)ロシア語を通して日本語を見直し、ことばの使い方を自覚化することを通して、頭の使い方を実感し、自分を知ることができる。

【授業概要(キーワード)】
ロシア語、入門、初級

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業は共通科目コミュニケーションスキル2として開講され、健全な批判精神に裏打ちされた幅広い知識と、ロシア語コミュニケーションスキルの基礎を習得するものである。 (基盤共通教育については、『基盤共通教育マニュアル』「山形大学基盤共通教育の基本方針」を参照のこと)

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに
10.人や国の不平等をなくそう
17.パートナーシップで目標を達成しよう

【授業計画】
・授業の方法
教科書に沿って、あわてずじっくり進みます。到達度に応じて、進度に多少の変化はありえます。教科書掲載の基本例文をもとに文法項目を解説し、あとは自分で反復するだけ、という段階まで理解と訓練を進めます。発音・発話の機会も多いですので、全身を使って学習します。復習の度合いを毎回チェックします。
・日程
第1回 ガイダンス
第2~3回 文字と発音①
第3~4回 文字と発音②
第5~6回 「~は…です/~は…ですか?」
第6~7回 「~は…ではありません」
第7~8回 名詞の性
第8~9回 名詞の数
第9~10回 動詞бытьのかたち
第11~12回 形容詞の性と数
第13~14回 形容詞の短語尾形
第15~16回 動詞の不定形と現在形
第17~18回 動詞の過去形/未来形/命令形
第19~20回 動詞の現在形のバリエーション
第21~22回 動詞の体とは何か
第23~24回 動詞不定形の用法
第25~26回 格とは何か
第27~28回 前置格を要求する前置詞
第29~30回 対格の用法

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
文法事項の説明をよく聞き、板書で示される重要事項を筆記する。
恥じらいを捨て、発音・発音の訓練に積極的に参加する。
教科書を購入し、音声CDとあわせて、基本例文の反復訓練に活用する。
予習は不要。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
本授業科目では、以下の課題等を課します。単位制度の実質化のため、授業外における以下の予習・復習等の自主的な学修に取り組んでください。
1)準備学修に必要な学修時間の目安は以下のとおりです。
  1時間/週
2)回を重ねるごとに知識の連携が必要になるので,教科書の該当箇所を自分で探し関連づけることが重要です。また、授業中に取り組む問題で解答を間違えた箇所については、授業後にきちんと正解と照合して解き直すなどのリフレクションが重要となります。

【成績の評価】
・基準
基本文法の理解度と、基本例文の習得度が水準に達していること、授業で学んだ例文と語彙がスラスラ出てくるまでになっているかどうかを合格の基準とします。
・方法
小テスト80点+授業への参加点20点。
小テストは前回の授業の復習で、ほぼ毎回5分程度実施します。期末等の大きなテストはやりません。小テストの平均点と、授業での発話・発言などの参加状況を合算して評価します。

【テキスト・参考書】
テキストとして東一夫・東多喜子『標準ロシア語入門』白水社(2003)を使用する。

【その他】
・学生へのメッセージ
ロシア語はとても楽しい。ロシア語も、ロシア人も、ロシアも、ぼくの授業も。ロシア語の楽しさを知り、ロシア人と仲良くなりたくなり、ロシアが好きになるような授業をします。
・オフィス・アワー
学生の質問・相談を受け付けるオフィスアワーは、火曜日12時10分~12時50分です。人文社会学部1号館の天野研究室までおいでください。その他の時間でも研究室在室時なら随時受け付けます。ウェブクラスのメッセージやメールでの質問も歓迎します。

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