【授業の目的】
私たちの社会では、300万を超える会社が事業を展開しており、日常的に必要なものやサービスは、このような会社との取引で得ています。こうした会社という組織の仕組み、運営のあり方、会社の取引について学ぶことを通して、異なる利益を持つ人々(立場の異なる人々)にとって公正なルールとは何かを考えることを目的とします。
【授業の到達目標】
【知識・理解】(1)会社という組織、および取引のルールについて概略を述べることができるようになります。(2)そのようなルールが公正であるためには何が必要かを考える力を身につけることができます。
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50%
【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
各テーマごとに講義を行った後、課題を提示し、それについてグループワーク(調査、議論)、グループごとの発表といった形式で授業を進めます。
・日程
1 ガイダンス 法的な考え方 2 テーマ1 :会社について 3 テーマ2:株主総会、株主総会決議の瑕疵 4 テーマ3:取締役と取締役会 5 テーマ4:監査役、さまざまな機関構成 6 テーマ5:役員の義務と責任 7 テーマ6:会社と取引(売買契約)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
テキスト、配布資料をよく読み、疑問点、理解できないところは自分で調べるとともに質問してください。講義内容についてノートを取り、内容についての理解を深めてください。また、グループワークでは積極的に発言し、自分の意見を正確に伝える練習をしてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
あらかじめ出された課題について、配布資料、図書館の文献を読むなど、予習をしてください。
【成績の評価】
・基準
(1)会社および会社の取引に関するルールの基本的な事項について理解していること。 (2)会社に関わる人々が会社とどのような利害を有しているか理解していること。 (3)自分の見解を論理的に説明、記述できること。
・方法
(1)グループワークへの参加態様(小レポートを含む)40% (2)授業全体への参加態様(小レポートを含む)40% (3)事前の準備態様(省レポートを含む)30%
【テキスト・参考書】
テキスト:神田秀樹監修『会社法のきほん」 参考書:適宜指定します。
【その他】
・学生へのメッセージ
会社という組織や会社の取引は、想像しにくいかもしれませんが、実はとても身近なものです。適用されるルールの背景を知ることによって、その身近さを実感することができると思います。
・オフィス・アワー
木曜日10時30分〜13時 コーエンズ研究室・事前にメールでアポイントメントを取ってください。
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