【授業の目的】
グローバル社会への理解を深めるため、日本の高度成長を支えたモノ作り事業に焦点をあてて、近年の国内競争の激化の影響で、海外進出を余儀なくされた日系企業の在り方を、実例を通じて現地人とのコミュニケーションへの理解を深めることを目的とする。
【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、 (1)異文化による習慣の違いを説明できる。【知識・理解】 (2)現地人の考え方の違いによる工場生産性の低下を指摘することができる。【技能】 (3)商品力とは何かを具体的製品を例にとって討議できる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
異文化理解、外国でのトラブル解決法、損益計算書
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
この授業は、モノ作りの生産現場で現地人労働者とのやりとりで直面した様々な問題を多角的な視点から考察することで、健全な批判精神を習得します。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
共通課題についてグループ学習をします。教員から出された課題をグループ内の学生同士で議論してもらい、その内容をまとめてプレゼンテーションしてもらいます。学生の発表に担当教員からの質問があり、グループメンバーから答えてもらいます。課題ごとにグループを再編成します。
・日程
第1回目:ガイダンス 第2回目:グローバル演習(ここが変だよ外国人in JAPAN) 第3回目:グローバル演習(ここが変だよ日本人in Foreign Countries) 第4回目:グループ分けおよび第1課題 第5回目:中間報告会(1) 第6回目:中間報告会(2) 第7回目:最終報告書提出およびグループ再編、第2課題 第8回目:ふりかえり 第9回目:中間報告会(1) 第10回目:中間報告会(2) 第11回目:最終報告書提出およびグループ再編、第3課題 第12回目:ふりかえり 第11回目:中間報告会(1) 第12回目:中間報告会(2) 第13回目:最終報告書提出 第14回目:ふりかえり 第15回目:三つの課題を通じた異文化理解のあるべき姿
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業は、教員がパワーポイントで示す講義内容の理解に努めてください。グループワークおよび学生からのプレゼンテーションなど学生主体の学習活動になります。パワーポイントを用いて学生からのプレゼンテーションが主体の形式をとります。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
本授業科目では以下の課題等を出します。単位制度の実質化のため、授業時間外でのグループ学習および自主的な学修に取り組んでください。各自の時間管理能力とチームへの貢献度が問われます。 (1)授業中に出される各課題ごとに中間報告および最終報告があります。 (2)あたえられた課題を理解出来るように、図書館やインターネットを活用し情報収集や配布資料の事前学習を行い、自分の考えを纏めておくことを推奨します。 (3)授業で習った内容に関連することを自ら図書館などで調べて、理解を深める努力が不可欠です。
【成績の評価】
・基準
課題で出された問題に対する基本的な考え方と、学生自身がアイデアを発表できることを合格基準とします。
・方法
発表内容に対する貢献度60%+リアクションシート作成40%
【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として個別に指定するもにはありませんが、必要な配布物を授業ごとに配布し、授業進度および学生の理解に合わせて適時紹介します。
【その他】
・学生へのメッセージ
文系・理系を問わず学生の積極的な参加を前提とした授業です。積極的な発言を求めます。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問を受ける「オフィスアワー」を小白川キャンパス地教1号館日髙研究室において、水曜日12:00-13:00の間に設けます。都合がつかない場合は学生から事前にアポイントメントを取って、適時受け付けます。
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