4代目自分を創る(共生を考える)
 Student-Centered Learning about the Citizen (Living with Diversity)
 担当教員:橋爪 孝夫(HASHIZUME Takao)
 担当教員の所属:教育企画部
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
この授業は基盤共通教育基幹科目(共生を考える)として課題発見・探究学習に挑戦する科目です。具体的なテーマとして「自分」をどう成長させるか、大学生として何を学ぶのかを、いくつかのテーマを横断しながらグループワークで学びます。学んだ成果をレポートで記述し、大学での学びの指標を考えることが目的です。

【授業の到達目標】
(1)自然と人間の共生、人と人の共生、社会と個人の共生などの多様な視点について基本的な知識を得るとともに、現代社会を共に生きるために必要となる多様なものの見方を理解することができる。【知識・理解】
(2)自分の関心のあるテーマを設定し、関連する情報・資料収集を行い、批判的検討を行い結論を出し、その一連の内容を口頭で他者に伝えるとともに、文章に記述して発表することができる【技能】
(3)あるテーマに対しグループ協働により課題を発見し、調査と議論を通じて課題を探求し理解を深め、結論を見出し共有していこうとすることができる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
学生主体型授業、協働、コミュニケーション、主体性

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
基盤共通教育:基幹科目(共生を考える)
課題発見・探究学習の一環として大学生としての「自分」をテーマにして学びます。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
この授業はオンデマンド授業で実施します。
大学生として、あらかじめ定められたただ一つの「正解」があるわけではない課題に取り組む活動に慣れていく必要があります。この授業では「自分」を題材とすることで主体性を大きく発揮しながら課題発見・探究学習に挑戦すると共に、グループで協力してチームとしての成果を達成することを目指す中でコミュニケーション能力を養います。
 また自分を「創る」という意味で、大学生として新しく必要となる学びの活動を授業の中で指し示し、初年次のテーマ学習の練習にも取り組みます。
・日程
1 チーム分け、講義の進め方とガイダンス、全体の運営について
2 考究課題の設定とスケジュール(発表順)の決定
3-5 講義及びディスカッションのトレーニング
6 各班の企画発表と討論
7-9 中間報告会に向けての準備
10 中間報告会
11-13 最終報告会に向けての準備
14 最終報告会
15 振り返りと評価

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
グループ単位での協働学習を重視します。平等である必要はありませんが公平な役割分担を心がけてください。
授業の進行等も毎回各班に振り分けます。単なる参加者ではなく学習主体としての意識を持って授業に参加してください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
グループ間でこまめな情報共有を行い、授業外での打ち合わせ等を工夫しながら協働学習を進めてください。
各人の活動内容を必ず記録し、後に参照できる形で共有し、活用するように工夫してください。このような活動記録を参照しての授業外での振り返りと方向修正は特に重要です。常に自分と自分の班がどのような経緯を踏んで現在の活動に取り組んでいるのかを認識し、次なる活動に備えましょう。

【成績の評価】
・基準
1)知的探求に対し主体的に取り組んだ。
2)「自分」を基準とした「共生」のテーマ学習について客観的資料に基づく考察により理解を深めた。
3)グループ学習において自分の役割を果たした。
4)学びの成果を外部へ伝える発表を実施出来た。
・方法
 授業への参加度、活動の成果を以下を最大として100点満点で評価する。
1.授業への自主的・主体的参加度を評価。(20点)
2.グループ活動への貢献度を学生により相互評価。(20点)
3.グループ活動の中間報告、最終報告の水準・内容を評価。(60点)

【テキスト・参考書】
資料等は授業の中で提示しますが、山形大学基幹科目全体及び「共生を考える」の前提知識として以下のような書籍・資料に目を通しておくことをおすすめします。

山形大学Webサイトより「山形大学の基本理念」
https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/university/philosophy/

YU-SDGs EmpowerStation
https://sdgs.yamagata-u.ac.jp/

など

【その他】
・学生へのメッセージ
山形大学の基盤共通教育基幹科目「共生を考える」では,自然と人間の共生,人と人の共生,社会と個人の共生という視点から,現代社会を共に生きるために必要となる多様なものの見方を学びます。この授業では、これら「共生」を考える際の基準となる「自分」について、課題発見・探究学習により主体的に学んでいけるようになる、自律的学習者としての第一歩を踏み出すことを目指します。
・オフィス・アワー
新型コロナウィルスの影響に鑑み、直接対話する形のオフィスアワーは設けません。WebClassのメッセージ機能を用いて連絡してください。

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