考古学入門(世界編)(共生を考える)
 Introduction to Archaeology in The World (Living with Diversity)
 担当教員:白石 哲也(SHIROISHI Tetsuya)
 担当教員の所属:教育企画部
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
本授業の目的は,自ら課題を見出し,それを問題解決に導くという,「大学での学び」の基礎を,考古学を通して獲得することにある。

【授業の到達目標】
1)考古学に関する基本的な知識を身に着け、説明することができる。【知識・理解】
2)考古資料に基づき、自分の考えを他者に伝えることができる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
考古学、遺物、遺跡、世界史

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業は、過去の人々の営みについて複眼的な視野に立ち考察することで、論理的に思考し、解決に導く態度を身に着けます。

【授業計画】
・授業の方法
講義を中心としたオンデマンドの授業となります。前半は知識習得を中心に行い、後半は自身の興味・関心に基づき、レポートを書いてもらいます。
・日程
第1回 ガイダンス(授業内容と進め方について)
第2回 考古学の歴史
第3回 中東の考古学(1)-農耕の開始-
第4回 中東の考古学(2)-都市文明のはじまり-
第5回 ヨーロッパの考古学(1)-ギリシア・エーゲ文明-
第6回 ヨーロッパの考古学(2)-ローマ(1)-
第7回 ヨーロッパの考古学(3)-ローマ(2)-
第8回 東アジアの考古学(1)-初期農耕文化のはじまり- 
第9回 東アジアの考古学(2)-夏・殷王朝の時代-
第10回 東アジアの考古学(3)-西周王朝から秦の成立まで-
第11回 南米の考古学
第12回 テーマに基づいた調査・研究(1) 
第13回 テーマに基づいた調査・研究(2)
第14回 テーマに基づいた調査・研究(3)
第15回 まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
基本的には、事前学習は必要ありませんが、世界史の知識があると授業を受ける際に知識が修得しやすいと思います。また、TVなどで放送される考古学関係の放送を見ておくと、授業がより理解しやすいです。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
原則として、毎回小テストを課します。授業終了後に資料を読み直し、テストに臨んでください。また、関連する文献を読むことも重要です。また、博物館や郷土資料館に行って、実際の遺物を見学することも大切です。

【成績の評価】
・基準
1)考古学に関する基本的な概念や用語を正しく理解している。
2)レポートにおいて、根拠に基づき、自身の考えを説明できている。
上記の2点に基づいて、評価を行います。
・方法
小テスト:50点
最終レポート:35点
平常点:15点

【テキスト・参考書】
テキスト:適宜、プリントを配布します。

【その他】
・学生へのメッセージ
フィールドに出て、歴史を学ぶ楽しさを知ってほしいと思います。
・オフィス・アワー
水曜日12時~13時は、研究室(学生センター2階)で対応可能です。もしくは、Webclassのメッセージおよびメールは、いつでも対応しています。また、Zoomなどのオンラインでの対応も可能です。

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