マーケティング・地域戦略論
 Marketing and Regional Management Strategy
 担当教員:小野 浩幸(ONO Hiroyuki)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):産業振興政策、企業診断、研究開発支援等
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
地域風土に根ざした新しい価値を生み出す「地域価値創成」を実践できるようになる基盤づくりとして、マーケティングの基礎とその応用、戦略論の基礎と地域戦略の構築能力の修得を目指す。

【授業の到達目標】
顧客の視点で考えることができ、顧客が魅力に感じる価値を創出し、その魅力をどう効果的に顧客へ伝えることで購入に至るかのメカニズムを理解し、その仕組みを戦略として構築することを自ら実践できるようにする。

【授業概要(キーワード)】
顧客視点、顧客価値、地域固有価値、ポジショニング

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
持続可能な地域社会を構築するためのマネジメント系の科目群の基幹となる科目の一つ

【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
マーケティングの基礎に関してはコトラー、戦略論の基礎に関してはポーターを中心に、それにアンゾフ、ミンツバーグ、イノベーションに関してクリステンセンの研究を基盤としたオリジナルのテキストを用いて講義を行う。
また、個人及びグループによるディスカッション、グループワークをふんだんに取り入れて、思考力の涵養、実践力の修得を図る。
・日程
概ね以下のような内容(日程)で行う。順序等については前後することがある。
1.価値創出と価値獲得を理解する
2.戦略とは何か(戦略の意義)
3.現代グローバル社会のなかの地域的課題
4.マーケティングの基礎
5.KFSとビジネスモデル
6.マーケティング演習1
7. マーケティング演習2
8.商品ライフサイクルとプロダクトポートフォリオマネジメント
9.業界分析(ファイブフォース)
10.価値の連鎖(バリューチェーン)
11.イノベーションとイノベーションのジレンマ
12.ジョブ理論
13.戦略マトリクス思考
14.地域戦略構築演習1
15.地域戦略構築演習2

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
常に自らが実践する立場から当事者意識をもっての受講を期待する
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
テキストの復習はもちろんのこと、単に知識を習得しようとするのではなく自ら思考し、授業で扱ういくつかの思考フレームを実践してみること

【成績の評価】
・基準
基礎知識の理解度、課題解決の思考方法の修得度合、受講姿勢を総合的に評価する
・方法
授業中に指示するレポート、設定した演習課題に対するレポートやプレゼンテーションの内容から評価する

【その他】
・オフィス・アワー
事前にメール等で連絡をとり予定を確認すること

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