【授業の目的】
1.訪問看護ステーションの効率的な管理・運営および経営戦略について学ぶ。 2.ケアの質評価・研究等により、ケア効果を高められるようケアの質改善方法を検討する。
【授業の到達目標】
1.訪問看護ステーションの管理・運営について述べることができる。 2.経営戦略について討議できる。 3.ケアの質改善について討議できる。
【授業概要(キーワード)】
訪問看護ステーション、運営、管理、経営戦略、質保証、倫理的課題
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
現代社会が抱える看護・看護に関する諸問題を自立して展開できる能力を獲得する
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 11.住み続けられるまちづくりを
【授業計画】
・授業の方法
担当教員による講義の他、学生によるプレゼンテーションとディスカッションを行う。
・日程
1・2 訪問看護ステーションの運営を規定する法律・制度 3・4 訪問看護ステーションの人事管理、業務管理、労務管理 5・6 訪問看護ステーションの安全対策 7・8 訪問看護ステーションの経営 9 訪問看護ステーションの運営と管理の実際(川俣沙織) 10 訪問看護ステーションの経営戦略立案方法(徳田喜恵子) 11・12 訪問看護の質保証のための職員の能力開発方法 13・14 訪問看護の質評価・改善に関する研究方法(冨岡小百合) 15 訪問看護をめぐる倫理的課題への対応
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
テーマに沿って文献検討、情報収集し、積極的に討議に参加する。 担当した課題についてはプレゼンテーション資料を作成し、プレゼンの準備をして臨む。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
テーマに沿った文献検討と情報収集を行い、当日ディスカッションできるように自分の考えをまとめる。担当課題についてはプレゼンテーションの準備をする。授業終了後はディスカッションも含め今後の訪問看護ステーション経営に必要な視座について考えをまとめる。
【成績の評価】
・基準
授業での討議内容、課題レポートの内容から訪問看護ステーションの運営と管理に関する基本的な知識を有していること、訪問看護の質の保証、倫理的課題に対する討議ができることを評価基準とする。
・方法
授業への参加状況、プレゼンテーション資料、プレゼンテーションの内容、討議内容、課題レポートを総合して評価する。
【テキスト・参考書】
講義資料はその都度配布する。 参考書 藤田愛:「家に帰りたい」「家で最期まで」をかなえる。医学書院.2018. 社会保険研究所:訪問看護業務の手引,(最新版) 訪問看護財団監修:訪問看護基本テキスト総論編、各論編,日本看護協会出版会,2018 日本訪問看護財団監修:訪問看護ステーション開設・運営・評価マニュアル第2版.2012 全国訪問看護事業協会:看護の事業所開設ガイドQ&A.日本看護協会出版会.2012 訪問看護財団編:なるほどわかる 訪問看護ステーション経営のコツ,日本看護協会出版会.2010 間裕子:在宅ケアに活かすコーチング,日本看護協会出版会,2007 訪問看護事業協会編:そこが知りたい訪問看護の安全対策第2版.日本看護協会出版会,2006 訪問看護財団編集:訪問看護お悩み相談室平成30年版,中央法規,2018
【その他】
・学生へのメッセージ
地域で在宅療養者を支える訪問看護ステーションを起業するつもりになって、訪問看護ステーションの運営、管理を学びましょう。
・オフィス・アワー
基本的に開講日の授業終了後に対応する。 開講日以外は平日8:30~17:30( 研究室)
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