地域・在宅看護学特論Ⅴ
 Community Health and Home Nursing Lecture Ⅴ
 担当教員:森鍵 祐子(MORIKAGI Yuko)
 担当教員の所属:医学系研究科看護学専攻地域看護学分野
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):産業保健の実務経験のある教員が,その経験を活かして,諸課題の理解と対応について講義・ディスカッションを行う
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:看護学専攻(博士前期課程)  科目区分:地域・在宅看護学 
【授業の目的】
・幅広い知識と広い視野を備えた総合的な能力を養うために,地域で生活する人々のうち特に労働者の健康課題の理解を深める
・社会の変化を敏感に捉え,諸課題に対応できる能力を養うために,産業保健・産業看護における健康支援の理解を深める

【授業の到達目標】
・地域で生活する人々のうち特に労働者の健康課題について理解できる
・多面的な視点から労働者への健康支援について理解できる
・産業保健における課題をふまえた看護職の役割と機能ならびに今後の展望について自身の考えを述べられる

【授業概要(キーワード)】
産業保健,産業看護,労働者,健康支援

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
・幅広い知識と広い視野を備えた総合力を養う科目である
・社会の変化を敏感に捉え,諸課題に対応できる能力を養う科目である

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
・対面講義とする
・毎回,産業保健・産業看護に関する諸課題を取り上げ,参加者間での討議により理解を深める
・教員による講義に加えて,学生による課題のプレゼンテーションおよびディスカッションを行う
・日程
毎週土曜日に開講(日時は別途提示)
主要なテーマと開講日程は下記のとおり
1-2回 産業保健・産業看護の意義と目的,産業保健・産業看護の現状
3-4回 産業保健・産業看護の組織と活動
5回 産業保健・産業看護の国内・国際動向
6-7回 職場における健康づくり支援
8-9回 職場におけるメンタルヘルスケア
10-11回 就業形態と労働者の健康
12-13回 疾患を抱える労働者の就労
14-15回 産業保健・産業看護に関する最新知見・研究

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
積極的に予習・復習を行い,授業に臨むこと
教員・学生間のディスカッションを通して理解を深める
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
以下による予習・復習を推奨する
・提示した参考書や関連文献・Web等に目を通す
・資料や参考書を読み,自身の考えを深める
・広い視野で新聞やニュース等から関連情報を収集し,自身の考えを深める

【成績の評価】
・基準
以下を合格基準とする
・地域で生活する人々のうち特に労働者の健康課題について理解できる
・多面的な視点から労働者への健康支援について理解できる
・産業保健における課題をふまえた看護職の役割と機能ならびに今後の展望について自身の考えを述べられる
・方法
授業への参加状況,出席日数,プレゼンテーション・ディスカッション内容により総合的に評価する

【テキスト・参考書】
<参考書>
・河野啓子:産業看護学,日本看護協会出版会,第2版,2020
・森晃爾総監修:産業保健マニュアル,第7版,南山堂,2017
・矢野栄二,井上まり子編著:非正規雇用と労働者の健康,労働科学研究所出版部,2011
その他,適宜紹介する

【その他】
・学生へのメッセージ
労働者への健康支援について多角的に学ぶことで看護の実践にも活かすことができる科目です
・オフィス・アワー
原則として授業終了後に対応する
それ以外は森鍵研究室において随時対応する(不在のこともあるため事前の予約を推奨する)
連絡先は初回授業時に提示する

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