地域・在宅看護学演習Ⅳ
 Community Health and Home Health Nursing-Seminar Ⅳ
 担当教員:看護学科教員(         )、松田 友美(MATSUDA Yumi)
 担当教員の所属:医学系研究科看護学専攻地域看護学分野
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):大学での研究経験、病院の臨床経験、訪問看護の臨床経験
 開講学年:1年,2年  開講学期:通年  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:看護学専攻(博士前期課程)  科目区分:地域・在宅看護学 
【授業の目的】
システマティックレビューの方法を学び、研究の動向を概観することで、在宅看護学領域のおける研究課題を見極める力を養う。在宅看護学領域の文献を講読し、クリティークすることにより、研究計画立案に向けた研究の基礎的能力を修得する。

【授業の到達目標】
・在宅看護領域における文献を概観したうえで、研究課題を考えることができる。
・統計パッケージを用いたデータの加工、入力、分析の知識を身につける。
・研究成果を効果的に発表するプレゼンテーションの知識を身につける。

【授業概要(キーワード)】
システマティックレビュー、クリティーク、研究計画

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
科学的根拠に基づく研究方法、研究成果の考察を踏まえた修士の学位論文を作成するための知識を学ぶ。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
前期は教員の講義、「文献レビューのきほん」の抄読を中心にディスカッションを行い、後期は学生が抄読した文献をもとにプレゼンテーションとディスカッションを行う。また、統計解析パッケージを用いた分析方法と、パワーポイントによるプレゼンテーションの講義を行う。
・日程
前期1回~15回
・文献を読むための基礎的な知識(学術論文の基本的な構成、研究の種類とデザイン、文献レビューとは)
・システマティックレビューについて(文献検索の方法、文献選択基準、文献の管理、クリティーク、文献統合)
後期 16回~30回
・在宅看護領域における国内外の文献をクリティークしプレゼンテーションとディスカッションを行う。
・統計解析パッケージを用いて、データの入力・加工・分析の方法を学ぶ。
・効果的なプレゼンテーションに必要なパワーポイントの作成の実際を学ぶ。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
在宅看護学領域の研究座地悪看護学領域の研究にテーマに沿って文献検討、情報収集し、積極的に討議に参加する。
担当した課題についてはプレゼンテーション資料を作成し、プレゼンの準備をして臨む。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
自己の研究テーマの関連領域の文献を数多く読み、クリティークすることで研鑽を積む。担当課題についてはプレゼンテーションの準備をする。授業終了後は自己の研究計画の立案を目標に研究課題を熟考する。

【成績の評価】
・基準
授業での討議内容、プレゼンテーション資料、プレゼンテーションの内容から研究の基本的な知識を有していること、論文を適切にクリティークできること評価基準とする。
・方法
授業への参加状況、プレゼンテーション資料、プレゼンテーションの内容、討議内容を総合して評価する。

【テキスト・参考書】
大木秀一:文献レビューのきほん.医歯薬出版 2013年

【その他】
・学生へのメッセージ
文献は宝の山です。文献の読み方を学び、ひとつでも多くの文献を読み、自身の研究に生かしましょう。
・オフィス・アワー
基本的に開講日の授業終了後に対応する。
開講日以外は平日8:30~17:30(   研究室)

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