地域・在宅看護学演習Ⅴ
 Community Health and Home Nursing Seminar Ⅴ
 担当教員:小林 淳子(KOBAYASHI Atsuko),森鍵 祐子(MORIKAGI Yuko),赤間 由美(AKAMA Yumi)
 担当教員の所属:医学系研究科看護学専攻地域看護学分野
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):公衆衛生看護の実務経験のある教員が学位論文を作成する研究プロセスを指導する。
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:看護学専攻(博士前期課程)  科目区分:地域・在宅看護学 
【授業の目的】
地域で生活する人々の健康支援に必要なアセスメント,介入,評価に関する研究について理解を深める。地域住民の健康支援に関する研究のプロセスについて先行研究の文献検討より学び、学位に相応しい研究を推進し学位論文を作成する基礎的能力を修得することを目的とする。

【授業の到達目標】
1)地域住民の健康関連行動,行動変容,精神的健康等をキーワードとする国内外の健康支援に関する先行研究を文献データべスから検索することができる。
2)地域住民の健康支援に関する先行研究の意義と背景について説明することができる。
3)地域住民の健康支援に関する先行研究の研究目的と適用する研究方法を理解し説明することができる。

【授業概要(キーワード)】
地域住民、健康支援,健康関連行動、行動変容,精神的健康、文献検討

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:51~75%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:76~100%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
科学的根拠に基づく研究方法・研究成果を踏まえた学位論文を作成するための基礎的能力を育成する。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
1)地域住民の健康関連行動,行動変容,精神的健康等をキーワードとする先行研究の文献検索・文献検討についてプレゼンテーションする。
2)地域住民の健康支援に関する先行研究の意義・背景、研究目的と適用する研究方法について文献・参考書により学習した内容をプレゼンテーショ
ン・討議し,教員が補足解説する。
・日程
原則として前期土曜日1・2・3・4校時、以下の内容で行う。授業日程を変更する必要がある場合は、事前に履修者と調整の上、決定する。
1回 ガイダンス
2~10回 地域住民の健康支援に関する国内の先行研究の文献検討
11~15回 地域住民の健康支援に関する国外の先行研究の文献検討と国内の先行研究との比較
16~30回 地域住民の健康支援に関する先行研究の意義と背景、研究目的と適用する研究方法の理解

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業全体を通して、プレゼンテーション・討議に積極的に参加する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
毎回プレゼンテーションのために文献や関係する図書、Webを検索して資料を準備し授業に臨む。

【成績の評価】
・基準
以下を合格の基準とする。
1)地域住民の健康関連行動,行動変容,精神的健康等をキーワードとする国内外の健康支援に関する先行研究を文献データべスから検索することができる。
2)地域住民の健康支援に関する先行研究の意義と背景について説明することができる。
3)地域住民の健康支援に関する先行研究の研究目的と適用する研究方法を理解し説明することができる。
・方法
原則として、プレゼンテーション・討議内容(40点)、プレゼンテーション資料(30点)、出席状況(30点)とし、総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
・石井京子,多尾清子:ナースのための質問紙調査とデータ分析.第2版,医学書院,2002
・木原雅子,木原正博訳:医学的研究のデザイン.第4版,MEDSi,2014
・N.Burns, S.K.Grove:黒田裕子ら監訳,バーンズ&グローブ看護研究入門原著第7版.東京;エルゼビア・ジャパン,2015
・D.F.Polit, C.T.Beck:近藤潤子監訳,看護研究-原理と方法-.第2版,東京;医学書院,2010
・D.Diers :小島通子ほか訳:看護研究 ケアの場で行うための方法論.東京;日本看護協会出版会、1984
その他,適宜紹介する

【その他】
・学生へのメッセージ
積極的に授業に参加し、地域住民の健康支援に関する研究の意義の理解が深まることを期待する。
・オフィス・アワー
原則として授業終了後に対応する。
上記以外の場合は、日程調整のため事前の予約を推奨する。
連絡先は授業内で周知する。

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