地域・在宅看護学演習Ⅵ
 Community Health and Home Nursing Seminar Ⅵ
 担当教員:小林 淳子(KOBAYASHI Atsuko),森鍵 祐子(Morikagi Yuko),赤間 由美(AKAMA Yumi)
 担当教員の所属:医学系研究科看護学専攻地域看護学分野
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):公衆衛生看護の実務経験を活かして、公衆衛生看護に関する研究方法を指導する。
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:看護学専攻(博士前期課程)  科目区分:地域・在宅看護学 
【授業の目的】
地域で生活する人々の健康支援/介入に関する先行研究の動向から研究上の課題と自己の研究テーマについて考察し、学位に相応しい研究を推進する基礎的能力を修得することを目的とする。

【授業の到達目標】
1)地域住民の健康支援/介入に関する国内外の文献を検索し、研究の動向について記述し説明することができる。
2)先行研究のクリティークにより、地域住民の健康支援/介入に関する研究上の課題と自己の研究テーマを考察し説明することができる。

【授業概要(キーワード)】
地域住民、健康支援、文献検討、研究課題、研究テーマ

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:51~75%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:76~100%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
科学的根拠に基づく研究方法・研究成果を踏まえた学位論文を作成するための基礎的能力を育成する。地域・在宅看護学演習Ⅴの学習に継続する科目である。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
1)地域住民の健康支援に関する文献検討による研究の動向、研究上の課題についてプレゼンテーションし、参加者間での討議により理解を深める。
2)研究上の課題と自己の研究テーマの考察について発表し、教員による助言を受ける。
・日程
原則として後期土曜日1・2.・3・.4校時,以下の内容で行う。授業日程を変更する必要がある場合は,事前に履修者と調整の上決定する。
1回 ガイダンス
2~10回 地域住民の健康支援/介入に関する国内の先行研究の文献検討、研究の動向の把握
11~15回 地域住民の健康支援/介入に関する国外の先行研究の文献検討と国内の先行研究との比較
16~30回 地域住民の健康支援/介入に関する先行研究の課題と自己の研究テーマの考察

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業全体を通して、プレゼンテーション・討議に積極的に参加する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
毎回プレゼンテーションのために、文献、関係図書、Web等を検索して資料を作成し授業に臨む。

【成績の評価】
・基準
以下を合格の基準とする。
1)地域住民の健康支援/介入に関する国内外の文献を検索し、研究の動向について記述し説明することができる。
2)先行研究のクリティークにより、地域住民の健康支援/介入に関する研究上の課題を考察し説明することができる。
・方法
原則として、プレゼンテーション・討議内容(40点)、プレゼンテーション資料(30点)、出席状況(30点)

【テキスト・参考書】
・石井京子,多尾清子:ナースのための質問紙調査とデータ分析.第2版,医学書院,2002
・木原雅子,木原正博訳:医学的研究のデザイン.第4版,MEDSi,2014
・N.Burns, S.K.Grove:黒田裕子ら監訳,バーンズ&グローブ看護研究入門原著第7版.東京;エルゼビア・ジャパン,2015
・D.F.Polit, C.T.Beck:近藤潤子監訳,看護研究-原理と方法-.第2版,東京;医学書院,2010
・D.Diers :小島通子ほか訳:看護研究 ケアの場で行うための方法論.東京;日本看護協会出版会、1984
その他,適宜紹介する

【その他】
・学生へのメッセージ
積極的に授業に参加し、地域住民の健康支援に関する研究のプロセスについて理解が深まることを期待する。
・オフィス・アワー
原則として授業終了後に対応する。
上記以外の場合は,日程調整のため事前の予約を推奨する。
連絡先は授業内で周知する。


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