地域・在宅看護学演習Ⅷ
 Community Health and Home Nursing Seminar Ⅷ
 担当教員:森鍵 祐子(MORIKAGI Yuko),小林 淳子(KOBAYASHI Atsuko),赤間 由美(AKAMA Yumi)
 担当教員の所属:医学系研究科看護学専攻地域看護学分野
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):地域・在宅看護領域の実践・研究経験のある教員が,その経験を活かし,研究を推進するための基礎的能力を養う演習を行う
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:看護学専攻(博士前期課程)  科目区分:地域・在宅看護学 
【授業の目的】
・看護の課題を科学的根拠に基づいて明らかにする研究を推進できる能力を養うために,国内外の地域・在宅看護領域における研究の動向を文献検索により把握する
・基本的人権擁護と高い倫理意識を有した研究計画を立案するための基礎的能力を修得する
・英語文献の抄読を通して研究に必要な論理的整合性の理解を深める
・研究を推進できる能力を獲得するために,効果的なプレゼンテーション方法の理解を深める

【授業の到達目標】
・国内外の地域・在宅看護領域における研究の動向を文献検索により把握できる
・国内外の文献のクリティークにより,研究計画を立案するための基礎的能力が修得できる
・英語文献の抄読を通して研究に必要な論理的整合性が理解できる
・効果的なプレゼンテーション方法が理解できる

【授業概要(キーワード)】
地域・在宅看護,研究動向,文献検索,クリティーク,プレゼンテーション

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:51~75%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:51~75%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:51~75%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:51~75%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:51~75%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%

【科目の位置付け】
・科学的根拠に基づき,看護の課題を明らかにし解決するために,研究を推進できる能力を養う科目である
・看護高度専門職業人に必要な基本的人権擁護と高い倫理意識を修得する科目である

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
・対面講義とする
・地域・在宅看護学領域における研究に関する文献検索,クリティーク,研究計画立案に基づく参加者間での討議により理解を深める
・学生による課題のプレゼンテーションと学生・教員間のディスカッションを行う
・日程
毎週月曜日と土曜日に開講(開講日時は別途提示)
主要なテーマは下記のとおり
1-4,13-15回 国内外の文献データベースを用いた複数のキーワードによる文献検索を行い,国内外の地域・在宅看護学領域における研究の動向について把握する
5-8,16-18回 文献検索結果に基づき,自身の研究テーマを絞り込む目的を持って国内外の文献を複数選択し,クリティークを行う
9-12,19-22回 一般的な研究方法・分析方法の理解に基づき,選択した文献の研究方法・分析方法の妥当性を検討する
23-28回 自身の研究テーマに関連する英語文献について,Abstractの読解方法と論理的整合性の理解をねらい抄読を行う
29-30回 効果的なプレゼンテーションに必要なパワーポイントの作成の実際を学ぶ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
積極的に演習に参加し,教員・学生間のディスカッションを通して理解を深める
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
以下による予習・復習を推奨する
・提示した参考書や関連文献・Web等に目を通す
・教員や他の学生のプレゼンテーション内容や意見をもとに,研究方法の理解を深める

【成績の評価】
・基準
以下を合格基準とする
・国内外の地域・在宅看護領域における研究の動向を文献検索により把握できる
・国内外の文献のクリティークにより,研究計画を立案するための基礎的能力が修得できる
・英語文献の抄読を通して研究に必要な論理的整合性が理解できる
・効果的なプレゼンテーション方法が理解できる
・方法
授業への参加状況,出席日数,プレゼンテーション・ディスカッション内容により総合的に評価する

【テキスト・参考書】
・石井京子,多尾清子:ナースのための質問紙調査とデータ分析.第2版,医学書院,2002
・横山美江:よくわかる看護研究の進め方・まとめ方.第3版,医歯薬出版,2017
・グレッグ美鈴,麻原きよみ,横山美江:よくわかる質的研究の進め方・まとめ方.第2版,医歯薬出版,2016
・横山美江:よくわかる地域看護研究の進め方・まとめ方.第1版,東京;医歯薬出版,2010
・木原雅子,木原正博訳:医学的研究のデザイン.第4版,MEDSi,2014
・N.Burns, S.K.Grove:黒田裕子ら監訳,バーンズ&グローブ看護研究入門原著第7版.東京;エルゼビア・ジャパン,2015
・D.F.Polit, C.T.Beck:近藤潤子監訳,看護研究-原理と方法-.第2版,東京;医学書院,2010
・対馬栄輝:SPSSで学ぶ医療系データ解析.第2版,東京図書,2016
その他,適宜紹介する

【その他】
・学生へのメッセージ
地域・在宅看護学領域における研究課題についての理解と考えを深めることができる科目です
・オフィス・アワー
原則として授業終了後に対応する
それ以外は森鍵研究室において随時対応する(不在のこともあるため事前の予約を推奨する)
連絡先は初回授業時に提示する

14051243-2021-1405-14628