【授業の目的】
公衆衛生看護学・地域看護学に関する自己の研究テーマを明確にし，文献検索・文献検討に基づき研究目的を絞り込み，研究デザインの構築，データ収集・解析，結果を導き考察するプロセスを通して学位に相応しい論文を作成することを目的とする。
【授業の到達目標】
1）公衆衛生看護学・地域看護学に関する自己の研究テーマ，研究目的を明確にできる。
2）自己の研究目的に適用する研究方法を選択し，倫理的配慮を含む適切な研究デザインを構築することができる。
3）倫理的配慮を含む研究方法に即してデータを収集することができる。
4）収集したデータを加工・分析して研究目的に即した結果を導くことができる。
5）研究結果に対して適切に考察し，結論を導くことができる。
6）自己の研究のプロセスに基づき修士論文を作成できる。
【授業概要（キーワード）】
公衆衛生看護学，地域看護学，文献検討、修士論文
【学生主体型授業（アクティブラーニング）について】
B-1．学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。：26～50％
A-3．習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。：76～100％
C-3．習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。：76～100％
【科目の位置付け】
科学的根拠に基づき，学位に相応しい研究を推進し論文を作成する能力を育成する。関係する特論，地域・在宅看護学演習Ⅴ・Ⅵ・Ⅶ･Ⅷの学習が基盤となる。
【SDGs（持続可能な開発目標）】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
1）地域・在宅看護学演習Ⅴ・Ⅵ・Ⅶ・Ⅷの学習を踏まえ自己の研究テーマ／研究目的を明確にして研究を進行させ，研究の進捗についてプレゼンテーションし学生・教員とで討議する。
2）研究の進捗に応じて研究の進め方について指導教員から指導を受ける。
3）修士論文を作成し，指導教員から指導を受ける。
・日程
原則として学生と教員とで日程を調整し、以下の内容で行う。
前期
1回 ガイダンス
2～40回 自己の研究テーマに即した文献検索・文献検討による研究の動向の把握
研究テーマに関する研究の動向に基づく自己の研究目的の明確化
41～75回 自己の研究目的に適用する研究方法の選択
倫理的配慮を含む研究デザインの構築，倫理審査の準備と申請
後期
1～30回 研究方法に即したデータの収集
31～50回 収集したデータの加工・解析
データの加工・解析に基づく研究結果の明確化
研究結果に対する考察の検討と結論の明確化
51～75回 研究プロセスに基づく修士論文作成
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業全体を通して積極的に指導教員と連絡を取り，主体的に研究を進め論文を作成する。
・授業時間外学習（予習・復習）のアドバイス
自己の研究計画に即して，主体的に研究を進める。継続して研究テーマに関する文献・図書・Webを検索し，論文の完成度を高める。
【成績の評価】
・基準
以下を合格の基準とする。
1）公衆衛生看護学・地域看護学に関する自己の研究テーマ，研究目的を明確にできる。
2）自己の研究目的に適用する研究方法を選択し，倫理的配慮を含む適切な研究デザインを構築することができる。
3）倫理的配慮を含む研究方法に即してデータを収集することができる。
4）収集したデータを加工・分析して研究目的に即した結果を導くことができる。
5）研究結果に対して適切に考察し，結論を導くことができる。
6）自己の研究のプロセスに基づき修士論文を作成できる。
・方法
原則として，研究テーマ・研究目的の意義（30点），研究プロセスの妥当性（30点），研究成果の新規性（30点），出席状況（10点）
【テキスト・参考書】
事前に個別の指定はせず，研究のプロセス・進捗に合わせて適宜紹介する。
【その他】
・学生へのメッセージ
自己の研究テーマに即して研究を進め修士論文を作成するプロセスを通して，研究の意義の理解が深まり，研究を継続する意欲が高まることを期待する。
・オフィス・アワー
原則として，学生と教員とで日程を調整する。
連絡先は授業内で周知する。
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