環境リスク解析学専門演習(1年後期)
 Seminar on Environmental Risk Analysis(1st year winter semester)
 担当教員:渡部 徹(WATANABE Toru)
 担当教員の所属:農学部
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:農学専攻  科目区分:選択必修科目 
【授業の目的】
修士論文研究の準備として,環境リスク解析学に関する研究動向を整理し,自らの研究テーマの位置づけを明確にするために,関連分野における過
去の重要な文献や最新の研究論文のレビューを行うことを目的とする。

【授業の到達目標】
・環境リスク解析学に関する研究動向を把握し,説明できる。【知識・理解】
・関連分野における自らの研究テーマの位置づけについて議論できる。【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
研究レビュー,研究論文,総説,リスク,水環境

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
農学専攻のディプロマポリシーのうち,「各自の専門分野における高度な知識や技術を身につけている」を習得するための科目である。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
02.飢餓をゼロに
03.すべての人に健康と福祉を
06.安全な水とトイレを世界中に
12.つくる責任つかう責任
15.陸の豊かさも守ろう

【授業計画】
・授業の方法
・面接授業(場合によっては遠隔授業)で実施する。
・環境リスク解析や解析の基礎となるデータの収集に関する研究論文や総説を講読する。その内容を整理して発表し,他の受講者とともにディスカッションを行う。
・日程
全15回とも以下の計画で行う。
(1)受講者の中で1名を発表者とする。
(2)発表者は,適当な文献を1編選び,その内容を受講者に伝えるためのプレゼンを行う。
(3)受講者は,発表者から文献の情報を得て,事前に目を通しておく。
(4)発表者はプレゼンの後,聴講している受講者からの質問に答える。
(5)全受講者による発表文献に関するディスカッションを行う。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
・発表者は,他の受講者からの質問に備えて,文献をしっかりと読み込み,プレゼン資料を作成する。
・発表者以外の受講者は,プレゼンを批判的に評価をして質問をするとともに,ディスカッションで積極的に発言する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
・準備学修に必要な学習時間の目安は,3時間/週です。
・予習:研究論文や総説を講読し,内容と整理して発表資料を用意する。
・復習:ディスカッションで浮かび上がった不明点について解決する。

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した「環境リスク解析学に関する研究動向を説明できること」,「関連分野における自らの研究テーマの位置づけを説明できること」,そして,「それらの説明内容が環境リスク解析学専門演習(1年前期)の時点よりも進歩していること」を合格の基準とする。
・方法
研究論文や総説の内容に関する発表の出来映え(60点)+ディスカッションでの発言(40点)

【テキスト・参考書】
各回の発表者から事前に,題材となる文献(研究論文,総説など)の写しが提供される。

【その他】
・学生へのメッセージ
・環境リスク解析学は幅広い分野の研究に利用できるので,皆さんの研究テーマが直接関係なくても,ここでの研究レビューや他の受講者とのディ
スカッションが役に立つと思います。
・留学生が参加する場合には,英語で講義を行う予定です。
・オフィス・アワー
・毎日の昼休み12:00~13:00(1号館5階の研究室)。
・出張が多いので,事前にメール(アドレスは授業の際に知らせる)で連絡しておくことをお勧めします。

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