【授業の目的】
水田は、稲を生産する場のみならず、貯水、土壌侵食の軽減、有害物質の除去、生態系の保存など多面的な機能を有している。本演習では、水田に関する書籍および論文の講読を通じて、関連分野の研究動向を把握し、自らの研究に役立つ専門知識を身につけることを目的とします。
【授業の到達目標】
書籍および論文の内容を理解し、その理解したことを適切に説明できる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
土壌物理、土壌化学、土壌微生物、水田土壌、アクティブラーニング
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:51~75% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
この授業は、討論を通じて事象に対する理解度を深めるとともに、的確に自己を表現する能力を修得するものです。(農学専攻のDP2に該当)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
02.飢餓をゼロに 13.気候変動に具体的な対策を 15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
この授業は主として面接授業となります。 学生が書籍および論文をとおして得た知見を収集し、その得られた知見について紹介し、紹介内容について討論します。
・日程
第1〜3回 研究テーマに関する議論 第4〜8回 書籍(日本語)を使った研究テーマに関する知見の収集と整理 第9回 第4〜14回までのまとめ(中間発表) 第10〜14回 文献(日本語)を使った研究テーマに関する知見の収集と整理 第15回 第4〜14回までのまとめ(中間発表)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
書籍および文献を注意深く読むだけではなく、グラフおよび表で示される実験結果を読み解く技術を身につけてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
準備学修に必要な学修時間の目安は、2時間/週です。 自身の研究テーマに関係する基礎学問(数学、物理、化学、生物)の勉強をすることを勧めます。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標に示した「書籍および論文の内容を理解し、その理解したことを適切に説明できること」を合格の基準とします。
・方法
平常点(30点)、プレゼンテーション(70点)の得点の合計を持って評点とします。
【テキスト・参考書】
参考書:「にぎやかな田んぼ」、夏原由博編、京都通信社(2015) 論文:「日本土壌肥料学雑誌(日本土壌肥料科学会)」
【その他】
・学生へのメッセージ
自分の研究テーマ以外の知見についても、幅広く身につけることを望みます。
・オフィス・アワー
講義に関する質問は随時受け付けます。それ以外の相談については、あらかじめメールでアポイントメントを取ってください。
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