環境水工学特別演習(1年前期)
 Technical Seminar on Environmental Hydraulic Engineering(1st year summer semester)
 担当教員:渡邉 一哉(WATANABE Kazuya)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科水土環境科学コース
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):私立大学で教育実務経験あり
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:演習
 開講対象:修士1年,2年  科目区分:選択必修 
【授業の目的】
修士論文研究を進めるために、卒業論文での研究結果から修士課程でのテーマに選択について各自検討して、必要な手法について学ぶ。共通的な手法としては、Excelによる観測データの整理およびデータベース(DB)の作成、DBを利用した数値計算、河川環境水理学に関する数値解析法などが考えられる。特に、フィールドでの調査を通して、テーマへのアプローチの深化を図りたい。

【授業の到達目標】
修士での研究を進める上での課題の具体的な絞り込み、手法の習得【知識・理解】

【授業概要(キーワード)】
河川環境学,フィールド調査手法,データ解析,アクティブラーニング

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
修士の研究を進めるための実践的な研究手法の習得【農学研究科のカリキュラム・ポリシー】

【授業計画】
・授業の方法
面接授業で行う。
受講者の修士論文のテーマに合わせて、適宜、内容を変更する。
履修者は開講前に必ず渡邉に問い合わせを行う事。メール(kwatanabe@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp)が確実です。
・日程
1.修士論文の目的と方法について、妥当性・可能性を討論
2.修士論文の調査計画の立案
1)帰納法と演繹法
2)既往研究のレビュー
3)データの整理
4)出力および検定
3.必要な手法の紹介と実習
1)GISの基本操作
2)エクセルでのデータベース作成
3)wordを用いたレポート・論文の作成
4)画像処理
4.現地調査における指導
1)水文データの計測方法
2)コドラート法
3)目視法のいろいろ
4)簡易空間測量法
5)生物採捕手法
6)生物計測手法
7)バイオテレメトリーの基礎
5.データ処理の共通的な手法として
1)各種数値計算法
などの習得

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
演習を自らのスキルアップの機会ととらえて積極的に受講する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
研究のテーマ、目的を明確にして、その都度の活動計画を立てる。
指摘された改善点について、解決策や対応策を立案する

【成績の評価】
・基準
授業の到達目標に示した,課題の具体的な絞り込みと,目的に応じた手法の選択・実施が出来ているかを評価の主眼とする。

・基礎的な知識を十分活用し,課題に取り組めているか。
・また客観性を十分に担保した論述・論考が出来ているか。
上記を特に重視する。
・方法
授業の到達目標に示した,課題の具体的な絞り込みと,目的に応じた手法の選択・実施が出来ているかを定期的な発表を通して評価する。

発表と質疑応答の状況(習熟程度)、就学姿勢、そして出席等勘案し、総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
演習時に必要な資料を配布し、情報を提供する。

川と森の生態学 ― 中野繁論文集,北海道大学出版会

その他,演習時に都度、紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
演習の場合は、PCを使用し、計算ソフトExcelを使用する予定。準備が可能でない人は、対策を考えるので事前に申し出て欲しい。集中的に短期間に行なうこともあるので、履修決定の際には必ず問い合わせること。
・オフィス・アワー
質問など問い合わせはいつでも受け付けます。メールでの事前アポイントが確実です。

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