水文環境学特別演習(1年後期)
 Technical Seminar on Environmental Hydrology
 担当教員:梶原 晶彦(KAJIHARA Akihiko)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:1単位  開講形態:演習
 開講対象:生物環境学専攻  科目区分:専攻共通科目 
【授業の目的】
高度専門職業人,研究者,博士課程進学を目指す学生を対象とした技術演習として,前期に引き続き,シミュレーション解析手法,解析結果の利用方法など実践的な演習を行い,現場での応用力を身につける.

【授業の到達目標】
様々な水文現象を対象とし、解析のための研究計画手法、シミュレーション手法を身につける.【技能】

【授業概要(キーワード)】
水質,水文,数値モデル,シミュレーション,学生参加型授業

【科目の位置付け】
生物環境学専攻のディプロマ・ポリシーのうち、「問題解決のための調査や実験の計画から実行、データ解析、考察までを実行できる能力」を習得するための科目です.

【SDGs(持続可能な開発目標)】
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
11.住み続けられるまちづくりを
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう

【授業計画】
・授業の方法
主として面接授業となります.前期に採取したサンプルを使用して,種々の水質測定を行います.数値モデルの作成手法を学び,分析結果を用いてシミュレーションを行います.
・日程
第1週 ガイダンス
第2週~第4週 水質分析① 栄養塩測定
第5週~第7週 水質分析② 溶存イオン測定
第8週~第9週 分析結果の考察
第10週 数値シミュレーション法① タイムスケールとモデルの選定
第11週~第12週 数値シミュレーション法② 数理モデルの構築方法
第13週~第14週 数値シミュレーション法③ モデルの校正
第15週 本演習のまとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
実験室内での分析と数理モデルが中心となる.必要となる数学的な知識については学部授業の内容をよく復習しておくこと.
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
実際の分析結果とシミュレーション結果について考察を深めていただきたい.

【成績の評価】
・基準
実験室内での分析機器の取り扱いに習熟すること(50%),および数理モデルの構築方法を学び,実践的に使いこなすことができるようになること(50%)を合格の基準とします.
・方法
演習への取り組み(60%)、演習成果(40%)により総合的に判定する.

【テキスト・参考書】
特に指定しない。必要な時はその都度配布する.
水質分析に関する参考書:環境分析ガイドブック,日本分析化学会編,丸善出版 など
数理モデルに関する参考書:生態系とシミュレーション,楠田哲也ら,朝倉書店

【その他】
・学生へのメッセージ
数学が苦手な人でも,意欲的に取り組んでもらえれば必ず習得できます.
・オフィス・アワー
・月曜日、金曜日の16:00~17:00(予約があれば他の時間でも可)
・メールアドレス:kajihara@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp

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