【授業の目的】
種生態学・群集生態学・景観生態学などをベースに、森林に生息する哺乳類の社会生態、更には森林における多様な生物が織りなす生態系プロセスや生物間相互作用について解説する
【授業の到達目標】
野生動物管理を目的とした基礎的・応用的な生態学の知識の習得を目標とする【知識・理解】 なお、これらは生物環境学専攻のディプロマポリシーの1~3すべてに該当する
【授業概要(キーワード)】
種生態学、群集生態学、景観生態学、野生動物管理
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:26~50% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
野生動物管理の基礎を主体的に学ぶ(生物環境学専攻が定めるカリキュラムポリシー1,2,4,6)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 15.陸の豊かさも守ろう 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
授業方法:パワーポイントを使った座学の講義だけでなく、ゼミ形式のディスカッション、グループワークなども織り交ぜて実施する
・日程
以下、面接授業により実施する
1.概論 2.野生動物問題の現状と歴史的背景 3.個体群管理の理論と技術 ①個体数モニタリングの基礎 4.個体群管理の理論と技術 ②個体数管理の手法 5.個体群管理の理論と技術 ③個体群存続可能性分析(PVA) 6.個体群管理の理論と技術 ④順応的管理 7.生息地管理の理論と手法 ①生息地評価の基礎 8.生息地管理の理論と手法 ②生息地評価手続き(HEP)入門 9.生息地管理の理論と手法 ③生息地復元の考え方 10.被害対策の理論と手法 ①ニホンジカ 11.被害対策の理論と手法 ②イノシシ 12.被害対策の理論と手法 ③ニホンザル 13.被害対策の理論と手法 ④クマ類 14.種の保護管理と生態系の管理 15.まとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
事前に提示した文献に目を通してから講義に参加すること パワーポイントで示される講義内容についてはノートに筆記して内容の理解に努めること
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
関連文献を読み込み、得られた知見に関してしっかりと復習すること
【成績の評価】
・基準
基礎生態学を十分に理解し、その応用としての野生動物管理技術について主体的に説明できることを合格基準とする
・方法
講義への取り組み姿勢(30点)+各回に提示する課題(70点) により到達目標に示した内容をクリアできたか判断する
【テキスト・参考書】
【参考書】 野生動物管理(文永堂出版) 生息地復元のための野生動物学(朝倉書店) 野生動物管理のためのフィールド調査法: 哺乳類の痕跡判定からデータ解析まで (京都大学学術出版会)
【その他】
・学生へのメッセージ
日ごろから関連文献によく目を通し、不明点については事前に教員に確認しておくこと
・オフィス・アワー
出張が多いため事前にメールで問い合わせてください enari@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp
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