【授業の目的】
人口減少時代に足を踏み入れた我が国において、森林と社会のかかわりは劇的に変化し、「森林」に関連する社会・環境問題は多様化している。この専門演習では、森林が社会にもたらす多様なサービスの持続可能な利用や、生物多様性の保全・復元に資することを目的とした森林管理の理論や技術を、各人が設定した修士論文の研究計画発表・調査報告・成果発表等を通じて、主体的に身に着けていくことを目的とする。
【授業の到達目標】
森林生態系の機能やサービスの理解、生物多様性の保全や復元のための技術習得を目標とする【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
森林計画、生態系サービス、生物多様性保全、学生主体型授業
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:26~50% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
野生動物管理や生態系管理の基礎を主体的に学ぶ(生物環境学専攻が定めるカリキュラムポリシー1,2,4,6)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 15.陸の豊かさも守ろう 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
パワーポイントを使った座学の講義だけでなく、ゼミ形式のディスカッション、グループワークなども織り交ぜて実施する
・日程
以下、面接授業により実施する
第1回:ガイダンス 第2回~5回:森林の多面的機能 第6回~9回:森林計画・制度 第10回~13回:野生動物管理のための森林管理 第14回~15回:生物多様性保全のための森づくり技術
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
発表者が事前に配布・提示した資料に目を通し、参加者全員が積極的に議論できるようにすること
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
関連文献を読み込み、得られた知見に関してしっかりと復習すること
【成績の評価】
・基準
授業概要(テーマ)に記載された内容を十分に理解し、授業の目標に記載した森林生態系の機能やサービスの理解、生物多様性の保全や復元のための技術について主体的に説明できることを合格の基準とする。
・方法
議論への参加姿勢:意見の回数、意見の内容(50点)+話題提供の内容:プレゼン内容を評価(50点) により、到達目標に記載した内容をクリアできたか判断する
【テキスト・参考書】
野生動物関連の国際誌に掲載された論文について、各回のテーマにあわせて紹介します。
【その他】
・学生へのメッセージ
日ごろから関連文献によく目を通し、不明点については事前に教員に確認すること
・オフィス・アワー
出張が多いため事前にメールで問い合わせてください enari@tds1.tr.yamagata-u.ac.jp
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