【授業の目的】
本特論では、空間経済学を取り扱う。距離および空間構造を明示的に取り入れた経済学である空間経済学の考え方を身につける。都市経済学、地域経済学、国際経済学を対象とし、経済立地論、農村経済学などを分析する学問体系を取り扱う。
【授業の到達目標】
この授業を履修している学生は、 1)空間経済学体系の中で、都市経済学、地域経済学、国際経済学の枠組みについて理解できる。【知識・理解】 2)空間経済学の手法から様々な論文が読むことができる。【技能】 3)空間経済学の手法を用いた研究をすることができ、様々な社会問題について学術的に議論することができる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
空間経済学,新貿易理論、比較優位,独占的競争モデル,新経済地理学,単一中心型モデル,知識スピールオーバー,ホテリングモデル,クリスタラー,レッシュ,中心地理論
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
「本科目と、社会文化創造専攻のカリキュラムポリシー、ディプロマポリシーとの関係については履修の手引きを参照してください。
【授業計画】
・授業の方法
講義、学生によるレジュメによる発表を組み合わせて行う。
・日程
以下のような授業計画のもと進める。 1.序論 2.新貿易理論 3.新貿易理論モデルの類型と応用・拡張 4.新経済地理学 5.新経済地理学モデルの類型と応用・拡張 6.空間経済学と単一中心都市モデル 7.空間経済学と動学的分析 8.空間経済学と租税競争 9.空間競争と中心地理論
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
毎回、経済数学およびミクロ経済学(初・中級)を確認しながら、空間経済学の教科書を中心にして学習してもらう。関連した関係論文についても併せて読んでもらう。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
教科書をすべて理解するように自習を心がけること。
【成績の評価】
・基準
都市経済学、地域経済学、国際経済学を体系化した空間経済学全体を理解するものを合格とする。
・方法
試験(50点)及びレポート(50点)で評価する。
【テキスト・参考書】
佐藤泰裕・田渕隆俊・山本和博著:『空間経済学』,有斐閣
【その他】
・学生へのメッセージ
研究最前線を身につけましょう。
・オフィス・アワー
火曜日12時~13時 14時30分~15時
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