【授業の目的】
細胞の構成物質に関する化学的、生物学的なの基礎的知識を得ることを目標にします。
【授業の到達目標】
(1)生物細胞の構造と構成する化学物質成分がどのような果たす役割をするのかを理解できる。【知識・理解】 (2)タンパク質、核酸、糖、脂質の分子化学構造と機能についての基本的内容を理解できる。【知識・理解】 (3)生物化学の基本知識を基にして、生物細胞で起こる多様な化学反応を分子レベルで説明できる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
アミノ酸,タンパク質,核酸,糖,脂質
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
細胞を構成する生体分子についての基礎知識を身につける。生体分子の構造、物性を正確に理解することで、生物化学の特徴の一つである化学と生物学の境界領域で能力を発揮するための基礎力をつけることで、幅広い理学の基礎知識を身につける(理学部ディプロマポリシー)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに 07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
パワーポイントで示される講義内容をノートに筆記して、必須部分についての内容の理解に努める。
・日程
第1回: ガイダンス、講義概要(大谷、中内) 第2回: 細胞をの構成する物質と機能(中内) 第3回: アミノ酸の化学構造と機能(中内) 第4回: タンパク質の化学構造と機能(1)(中内) 第5回: タンパク質の化学構造と機能(2)(中内) 第6回: ヌクレオチド、および核酸の化学構造と機能(1)(中内) 第7回: ヌクレオチド、および核酸の化学構造と機能(2)(中内) 第8回: 細胞内構成化学物質のまとめ (中内) 第9回: 単糖の構造(大谷) 第10回: 多糖の化学構造と機能(大谷) 第11回: 脂質の分類と役割(大谷) 第12回: 生体膜の構造とその機能(大谷) 第13回: 酵素の果たす化学反応性質 (大谷) 第14回: 酵素の触媒機構(大谷) 第15回: 細胞内で起こる化学反応の物質代謝まとめ (大谷)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
パワーポイントや板書で示される講義内容をノートに筆記して内容の理解に努める。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
本授業では以下の課題等を課します。授業外における予習・復習等の自主的な学修を心がけること。 (1)準備学修時間の目安は4時間/週です。 (2)宿題として指定された問題は必ず行っておくこと。 (3)授業で習った内容に関連することについて理解を深めるために、図書館やインターネットで自分なりに調べてみる。
【成績の評価】
・基準
生物細胞の構造と構成する化学物質成分がどのような果たすかについて、生化学的に説明できることを合格の基準とする。タンパク質、核酸、糖、脂質の分子化学構造と機能についての基本的内容を説明できることを合格の基準とする。
・方法
講義内容の理解程度を、期末試験(70%)や小テスト(30%)を総合して評価する。前半部分と後半部分の配点割合は、50%ずつとする。
【テキスト・参考書】
講義内容に関する資料については適宜プリント等を配布します。参考書:D.Voet、 J.G.Voet,C.W.Pratt 著「ヴォ-ト基礎生化学」(第4版)田宮・村松・八木・遠藤 訳(東京化学同人)
【その他】
・学生へのメッセージ
(1)これまで生物を学んできたひとはもちろん、学んでこなかった人にも役立つような講義をします。 (2)自学自習により内容を理解する姿勢が大切です。苦手意識のあるひとは、わからない部分を残しておくことのないようにしましょう。
・オフィス・アワー
各回の担当教員の研究室において、月曜日~金曜日の10:00~16:00の間に設けます。各教員の研究室は理学部玄関に地図がありますので探してください。または、学務窓口で確認してください。
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