進化学Ⅰ
 Evolutionary Biology I
 担当教員:横山 潤(YOKOYAMA Jun)、藤山 直之(FUJIYAMA Naoyuki)
 担当教員の所属:理学部理学科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年、3年、4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:理学部  科目区分: 
【授業の目的】
進化は個々の生物グループの独自性と同時に生物にみられる多様性を創出してきたメカニズムそのものである。これまでに生じてきた進化のパターンとその証拠を概観した上で、進化が生じるメカニズムについて、進化論の変遷とともに解説することを目的とする。

【授業の到達目標】
(1)進化に関する基礎的知識を習得し、説明できる。【知識・理解】
(2)生物にみられる様々な特徴や生命現象を進化という視点と結びつけて理解し説明できる。【知識・理解】

【授業概要(キーワード)】
進化,自然選択,種,生物多様性,学生主体型授業

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
自然科学の基礎的知識を身に付ける理学共通科目として開講する(理学部ディプロマポリシー2(1))。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう

【授業計画】
・授業の方法
パワーポイントを利用して講義を行う。講義に使用するプレゼンテーション資料を印刷したものを配布する。
・日程
第1回:序論(担当:横山)
第2回:進化論の変遷(担当:横山)
第3回:進化の証拠(担当:横山)
第4回:進化のパターン(担当:横山)
第5回:自然選択(担当:横山)
第6回:自然選択の実例(担当:横山)
第7回:性の進化と性選択(担当:横山)
第8回:まとめと試験:中間(担当:横山)
第9回:中立進化(担当:藤山)
第10回:遺伝的浮動と創始者効果(担当:藤山)
第11回:種と生殖隔離(担当:藤山)
第12回:種分化(担当:藤山)
第13回:大進化と生命の多様性(担当:藤山)
第14回:生命の起源(担当:藤山)
第15回:まとめと試験:期末(担当:藤山)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
休まずに受講し、理解できなかった点などは積極的に質問して下さい。重要な点は配付資料にも記載されていますが、講義中に説明する内容の中にも重要な点がありますので、必ずメモをとること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
下記テキストなどを読んで予習しておくと、講義の理解が深まります。理解できなかった点については、できるだけ早く質問して解消すること。さらに講義後に配布資料や参考書などを読んで復習して、より理解を深めて下さい。各回の授業につき、予習と復習のそれぞれについて120分の取り組みを目安とします。

【成績の評価】
・基準
進化に関する基本的な知識を習得し、概念を理解しているとともに、生物の様々な側面について進化という視点から論理的に考察できることを合格の基準とする。
・方法
2回の試験(配点:各回につき40%)および授業参加態度(配点20%)に基づいて評価する。合格点の基準は全員の理解度から判断する。

【テキスト・参考書】
主な参考書:Zimmer C、 Emlen D(著),更科 功他(訳)「図解 進化の教科書」第1~3巻(ブルーバックス)、講談社
必要な資料やプリントを授業ごとに配布し、担当教員が必要に応じて参考書などを紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
常に問題意識を持って、自分で学ぶ姿勢を積極的に示すよう心がけて下さい。理解できなかった点についての質問は随時受け付けます。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答えるオフィスアワーを設けます。理学部2号館414室(横山研究室)、理学部2号館407C室(藤山研究室)に在室している時間は随時対応しますが、会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡先は、初回の授業でお知らせします。

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