【授業の目的】
グローバル化が進展する現代社会において、就職や進学等で必要となる実践的な英語のコミュニケーション能力を育成することを目的とする。英語力の習熟度の指標として、TOEIC、TOEFLおよび英検のスコアまたは得点を利用する。
【授業の到達目標】
TOEIC実施団体のデータによると、企業が期待するTOEICスコアは、新入社員で445点~655点、海外出張で505~730点となっている。 また、明確なデータではないが、国際会議の発表では650点以上が必要と言われている。
上記の基準となるスコアへの到達を目指し、実践的な英語のコミュニケーション能力の向上を目指す。
【授業概要(キーワード)】
英語力、コミュニケーション能力、TOEIC、TOEFL、英検
【科目の位置付け】
本学部の学部共通科目の一つとする。実践的な英語のコミュニケーション能力の育成を目指す。(理学部カリキュラム・ポリシー4に対応する。)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
この授業では、自分でTOEIC試験についての勉強を行うことになる。適切な学習計画をたて、TOEIC試験に臨むこと。例となる学習方法や参考書については、授業計画やテキスト・参考書の欄を参照すること。
・日程
ここでは、TOEIC対策を自分で行うための学習計画を記す。学習計画は講義と同等の時間数である15週行うものとして例を挙げる。
・第1週から第2週:TOEIC公式問題集を解き、自分の苦手な部分を洗い出す。 ・第3週から第4週:語彙力を身につける。TOEICには、この試験に特徴的な単語が多々出題される。TOEIC対策用の単語帳を用いてそれらを効率的に学習する。 ・第5週から第7週:読解のための文法能力を身につける。TOEICの文法問題にかけられる時間は、概ね20秒程度と考えられる。TOEICの文法に特化した問題集を時間を測りながら解いて、素早く正確に問題を解く能力を身につける。 ・第8週から第10週:長文問題を解く能力を身につける。TOEIC試験の後半の長文読解は時間との勝負となる。できるだけ多くの問題を、時間を測って解くことを繰り返し、時間内に文章を読める能力を身につける。 ・第11週から第13週:リスニング能力を身につける。ディクテーション(英文を聞いて、聞いた英文を書き取る練習)やシャドーウィング(スクリプトを見ずに、聞こえた英文を少し遅れて発音していく練習法)を教材を用いて、繰り返し練習を行う。 第14週から第15週:ここまで学習したことが身についたか見るために、第1週から2週で解いたTOEIC公式問題集の試験問題以外のものを解く。問題を解く際には、時間を測り、時間内の解くことを目標とし、しっかりと復習を行う。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
TOEIC対策の第一歩は、自分の現状を把握することである。それゆえ、第1週から第2週のTOEIC公式問題集を解くことは重要なステップである。時間をしっかりと測り、解いた結果と向き合うこと。苦手分野が何であるかを把握し、それについての対策を時間をかけて地道に行っていくことが大切である。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
講義が開講されるわけではないので、自分自身での学習により単位取得を目指すことになる。担当教員主催のTOEIC対策講座が開かれることがあるので、掲示に注意しておくこと。
【成績の評価】
・基準
コミュニケーション英語I・IIのうち、それぞれ単位取得できるのは1回のみである。TOEIC、TOEFLおよび英検については、TOEICの得点を踏まえた以下の算出方法により、基準を設ける。
TOEIC TOEFL iBT 英検 コミュニケーション英語Ⅰ(2単位): 550以上 34以上 2級以上 コミュニケーション英語Ⅱ(2単位): 650以上 50以上 準1級以上
2科目のうち、「コミュニケーション英語Ⅱ」の認定基準を満たしている者は「コミュニケーション英語Ⅰ」の認定基準も同時に満たしていることになるので2科目4単位が認定される。
ただし、すでに「コミュニケーション英語Ⅰ」の単位を修得済みの者は、重複して単位を取得することはできない。 ※TOEIC IPは含めない。 ※英検は従来型の試験のみとし、英検S-CBTは認めない。
・方法
単位を希望する者は、履修登録を履修期間にした上で、前期は7月19日(火)〜7月29日(金)の間に、後期は1月18日(水)〜1月31日(火)の間に2年次以降に受験したTOEIC等で取得したスコアを確認できる書類(公式認定書のコピー)を理学部事務室教務担当に提出すること(上記期間にスコアを提出することによる履修登録も可能)。詳細は上記の期間の前にウェブクラスにて連絡をする。
【テキスト・参考書】
【参考書】 ・TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編 (国際ビジネスコミュニケーション協会) ・TOEIC(R)テスト 究極の模試600問(アルク)
【その他】
・学生へのメッセージ
英語は毎日の読み書きの練習が重要であるので、少しずつでもいいので毎日学習することが望まれる。
・オフィス・アワー
原則、月曜日の13:00~14:30(理学部3号館403号室)。これに限らず在室している時は随時対応します。連絡先:arai@sci.kj.yamagata-u.ac.jp 事前にメールでアポイントを取ること。
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