【授業の目的】
人体の基本構造を系統的に学び、人体各部の構造的特徴とその機能について理解する。 1.人体を構成する細胞、組織、器官の構造を総論的に学び、人体の機能特性を理解する。 2.組織、器官系の構造を各論的に学び、各器官系の機能的役割を理解する。 3.人体解剖の実習標本を観察し、器官系の全体的配置と機能的役割を理解する(人体解剖見学実習) 。
【授業の到達目標】
1.人体の構造を正しく理解することにより、人体の正常な機能と異常 (病態) を知るための基礎知識を身につける。 2.人体各部の構造と機能のあらましを略図を用いて自ら説明できるようになる。
【授業概要(キーワード)】
人体の構造と機能、解剖学、対象理解
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
本科目は看護の対象となる人間を理解するための基礎となる重要な科目 (専門基礎科目) である。生命を尊び、人間についての幅広い知識を身につ けること、全人的な視点を修得することを重視している。(医学部看護学科のカリキュラム・ポリシー)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
講義と実習による(対面授業)。講義では人体の構造について略図を描き、系統的に理解する。実習では人体解剖の実習標本を観察し、スケッチ、 レポートをまとめるなどして人体の全体像を立体的に理解する。
・日程
4月13日から7月27日までの水曜日 (5・6~7・8校時) に講義を行う。 4月13日(第 1・ 2回)授業オリエンテーション・組織学総論 4月20日(第 3・ 4回)骨格系1 4月27日(第 5・ 6回)骨格系2(骨学スケッチ実習) 5月11日(第 7・ 8回)筋系1 5月18日(第 9・10回)筋系2・スケッチまとめ・脈管系1 5月25日(第11・12回)脈管系2・消化器系1 6月 1日(第13・14回)中間試験とまとめ 6月 8日(第15・16回)消化器系2・スケッチまとめ・呼吸器系1 6月15日(第17・18回)呼吸器系2・泌尿器系1 6月22日(第19・20回)泌尿器系2・生殖器系1 6月29日(第21・22回)生殖器系2・スケッチまとめ・内分泌系1 7月 6日(第23・24回)内分泌系2・神経系1 7月13日(第25・26回)神経系2 7月20日(第27・28回)神経系3・感覚器系・発生学 7月27日(第29・30回)期末試験とまとめ
夏季休業中 (9月) に医学部解剖棟での人体解剖見学実習 (1日・4コマ) を予定している。実習の日程は授業の中で通知する。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
略図を多く板書するので、頑丈なノートと色鉛筆を5色以上準備し、記録をとりながら授業内容の理解に努める。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
テキストに指定している図書の記載内容にそって授業をすすめるので、講義内容について解剖図を中心に目を通して授業に臨む。 疑問をもって授業に臨めるとなおよい。 講義内容と理解の到達目標を講義の要点として明示するので、それらにそって自分の言葉で要約・説明できるよう学習内容を整理する。 理解の足りない内容はそのままにせず、質問などして解決に努める。
【成績の評価】
・基準
人体構造の基礎的事項について、用語を正しく用いて適切に説明できることを合格の基準とする。 筆記試験 (中間・期末) の平均得点が60%以上を合格、60%未満を不合格とする。
・方法
2回の筆記試験 (中間・期末) を実施する。再試験は行わない。出席日数が3/4に満たない学生は筆記試験を受ける資格を失うので留意すること。
【テキスト・参考書】
テキスト:藤田恒夫著 「入門人体解剖学」 改訂第5版,南江堂 参考書:渡辺皓編著 「図解ワンポイント解剖学 人体の構造と機能」,サイオ出版
【その他】
・学生へのメッセージ
この科目で得られる知識は、看護を学ぶだけでなく、自身のからだを知る、あるいは自身の生活を知る上でも必ず役に立つはずである。 そのことを意識して授業に積極的に臨んで欲しい。
・オフィス・アワー
開講日(水曜日)16:20~18:00 会議や出張で不在の場合があるので、確実に面談したい場合は事前予約をお願いします。
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