米沢ゆかりの人びと(山形から考える)
 Study about Yonezawa with Yamataga citizens(Thinking Outside Yamagata)
 担当教員:山本 陽史(YAMAMOTO Harufumi)
 担当教員の所属:エンロールメント・マネジメント部
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:工学部  科目区分:基盤共通教育科目 
【授業の目的】
山大工学部にようこそ。日本有数の規模を持ち、数々の世界最先端研究が行われているこの工学部で充実した学生生活を送るための機会を与える授業です。この授業の後半は、山形大学公開講座と米沢市学園都市推進協議会の市民カレッジを兼ねており、一般市民とともに受講します
(コロナの感染状況によっては市民には非公開となる可能性あり)。
いち早く日本の近代化を牽引した米沢・山形ゆかりの人物の業績を学ぶとともに学生活や就職活動に不可欠な要約力・文章力を身につけます。

【授業の到達目標】
・地元や工学部についての知識を持つことができる。【知識・理解】
・一定量の文章の重要なポイントを見つけ、要約することができる【技能】
・質の高いレポートをまとめることができる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
山形, 米沢, 明治維新, 世間, 山大工学部

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
4年間、あるいはそれ以上を過ごす山形、米沢の成り立ちを知る基幹科目(山形から学ぶ)です。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
11.住み続けられるまちづくりを

【授業計画】
・授業の方法
この授業はグループワークなど学生が主体的に参加する学習活動を含みます。米沢・山形ゆかりの人物についての講義を受けて要約をまとめます。また、オープンキャンパスで保護者向けに説明するプレゼンテーションを作成する予定です。
・日程
1 授業の概要説明
2 レポート・プレゼンテーション・メディアリテラシー・電子メールの作法 
3 なぜ米沢に巨大な工学部があるのか
4 人絹産業と山大工学部1 秦逸三 ベンチャーの先駆け
5 人絹産業と山大工学部2 金子直吉・久村清太
6 伊東忠太(建築家) 平安神宮・明治神宮の設計者・首里城の救世主 
7 平田東助(官僚・政治家) 信金と農協を構想
8 上杉鷹山(江戸時代の米沢藩主) たゆまぬ改革への意志
9 吉良上野介 忠臣蔵の悪役
10 池田成章(米沢藩士、銀行家) 上杉家と沖縄のために
11 池田成彬(銀行家、元大蔵大臣) 三井財閥の大番頭
12 田中俊雄(染織研究家)1 民藝運動と沖縄織物研究、写真家土門拳との出会い
13 田中俊雄(染織研究家)2 沖縄方言論争
14 鈴木俊一(元東京都知事) 1964東京オリンピックと1970大阪万博の立役者
15 最終レポートの作成
※コロナの状況によっては一部、あるいは全てをオンライン・オンデマンド授業に切り替える可能性があります。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
本授業ではレポートとプレゼンテーションの作成を行います。そのため事前リサーチとレポート執筆・スライド作成を授業外に各自が行う必要があります。準備学習に必要な時間の目安は以下の通りです。
2時間/各授業
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
米沢の町を歩いたり、ネットで調べたりして米沢の歴史と文化を知る機会を持ちましょう。

【成績の評価】
・基準
1)講義を聴いて要点をまとめる能力を高めることができたか。
2)自己の能力について客観的に分析ができるようになったか。
3)わかりやすいプレゼンテーション資料が作れたか。
4)レポートの内容が質の高いものとなったか。
・方法
1) 小レポート 20%×4/プレゼンテーション資料 20%

【テキスト・参考書】
テキスト:『なせば成る! スタートアップセミナー 学習マニュアル 三訂版』山形大学出版会 ISBN:978-4-903966-29-8 \800円+税

【その他】
・学生へのメッセージ
この機会に要約力・コミュニケーションのための文章作成力・効果的なプレゼンテーション能力を身につけましょう。地域への愛着を深め、大学生という二度とない機会を充実したものとしてください。
・オフィス・アワー
毎週授業開始前の17:30~ e-mail:yamaharu@yz.yamagata-u.ac.jp
※コロナの状況が改善されない場合は電子メールでの相談中心に切り替える可能性があります。

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