和歌文学特殊講義a
 Special Lecture on Japanese Waka Literature a
 担当教員:藤田 洋治(FUJITA Yoji)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
日本文学の基調をなす和歌文学を概観し、三大歌風の特徴と具体的な作品を理解する。
万葉集・古今和歌集・新古今和歌集のそれぞれの特色・歌風・表現技巧について理解する。

【授業の到達目標】
万葉集・古今和歌集・新古今和歌集、いわゆる三大歌風をそれぞれ具体的に和歌を読解しながら、作風や表現技巧、和歌の歴史について理解できるようになる。

【授業概要(キーワード)】
万葉集 古今和歌集 新古今和歌集 三大歌風 和歌文学史 表現技巧

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
国語(中学校・高等学校)教員免許状取得のための選択科目。

【授業計画】
・授業の方法
基本的には講義が中心。学生の質問を重視するので、積極的に質問を考えてほしい。
・日程
第1回:ガイダンス(三大歌風について)
第2~5回:万葉集の時代区分と第一期から第四期までの和歌
第6~10回:古今和歌集の成立と古今歌風・表現技巧
第11~14回:新古今和歌集の成立と新古今歌風、表現技巧
第15回:まとめ。三大歌風と和歌史

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
事前に配布する資料をよく読んだうえで、授業に臨むこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
和歌を現代語に訳すのは、意外に難しいので、百人一首や古今集などの文庫本、入門書、また高校時代の参考書などをも読んでおくと、授業がよりわかりやすくなる。

【成績の評価】
・基準
万葉集の第一期から四期、それぞれの理解。古今集の表現技巧と歌風についての理解、新古今集の表現技巧と歌風についての理解を基準とする。
・方法
ほぼ毎回提出してもらう確認テストと質問(6割)と最終レポート(4割)とで評価する。特に質問については重視する。

【テキスト・参考書】
テキストは使用しない。図書館には、それぞれの文庫本、注釈書、研究書があるので、参考にしてほしい。

【その他】
・学生へのメッセージ
和歌は、その表現技巧を理解すると、面白さや楽しさを感じることができる。かなり基本的なところから扱う予定なので、しっかりと授業に臨んでほしい。
・オフィス・アワー
研究室は地教二号館五階、540研究室。水曜の午前中、10:30からを予定しているが、それ以外の時間でも対応可。事前にメールを頂けるとありがたい。

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