【授業の目的】
競技力向上に関わる栄養素や食品摂取のあり方とその科学的理論について学ぶ。
【授業の到達目標】
競技力向上にはどのように栄養素や食品を摂取すべきなのか、またその科学的理論を理解し実践できるようになる。
【授業概要(キーワード)】
栄養素、食品、代謝、食事管理
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業では、様々な競技や年齢のアスリートに対する栄養摂取の科学的理論と具体的な食事摂取方法について理解し、スポーツをする人々の栄養的問題点の解決を図る専門的知識や技能を身につけるものである。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
教科書の内容を中心に講義を進め、スポーツ選手の食事管理方法を実習する。
・日程
1.授業概要の説明、スポーツ栄養学とは 2.エネルギー消費量の評価とエネルギーバランス、身体組成 3.トレーニング後と試合後のリカバリー 4.試合前の食事 5.スポーツ選手のたんぱく質・アミノ酸摂取 6.骨の健康と栄養摂取 7.貧血予防と栄養摂取 8.ビタミン・抗酸化物質と運動 9.水分補給 10.ウェイトコントロール 11.サプリメント 12.ジュニアおよび女性選手の栄養摂取 13.食事のととのえ方 14.試験 15.スポーツ選手の食事の実際(調理実習)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
スポーツ栄養学の理解にスポーツ生理学やスポーツ医科学、基礎栄養学の知識は欠かせません。これらを履修した人は、復習しておいてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
日頃からアスリートの体調管理や食事について情報を入手すること。
【成績の評価】
・基準
スポーツ選手の競技力向上につながる栄養素や食品摂取のあり方について、その科学的根拠をもとに説明できること。
・方法
期末試験(80%)と調理実習レポート(20%)の得点の合計をもって評点とする。
【テキスト・参考書】
テキスト:体育・スポーツ指導者と学生のためのスポーツ栄養学(市村出版2014年) 参考書:市民からアスリートまでのスポーツ栄養学第2版(八千代出版2015年) アスリートのための栄養・食事ガイド第3版(第一出版2015) 理論と実践スポーツ栄養学(日本文芸社2018年)
【その他】
・学生へのメッセージ
スポーツ栄養学は食事を通しての実践的学問です。食事は調理された料理の組み合わせで成り立っているため、調理ができないとアスリートに指導はできません。日頃から調理する習慣をつけてください。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問にお答える「オフィス・アワー」を矢口研究室(地域教育文化学部1号館4階406)において、月曜日の昼休み(12:00~13:00)の間に設けます。
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