フランス語Ⅰ
 French I
 担当教員:寺本 弘子(TERAMOTO Hiroko), シュレック マチュウ(SCHREC Matthieu)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科人間文化コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
フランス語入門として、フランス語の初級文法を修得することを目的とする。正しい発音を身につけ、基礎的な文法を習得し、実践的な練習によって、基礎的なコミュニケーション能力をつける。

【授業の到達目標】
この授業を履修した学生は、
1.読み、書き、聞き、話すことを通じてフランス語初級の文法規則と表現を身につけることができます。
2.フランス語の正しい発音をでき、簡単なフランス語の聞き取りとフランス語による初歩的なコミュニケーションができるようになります。

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
共通科目(コミュニケーションスキル1)、フランス語習得を通じて異文化理解能力、コミュニケーション能力を身につける。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
教科書にそって行います。各課の冒頭では動画を見て、簡単な質問に答えてもらいます。続けて、課題を解くことによって、皆さん自身で(個人で、またグループワークで)文法の規則を発見していきます。(その際に、必要な場合は教員が手助けをします。)次に、習った文法規則や表現を活用して、個人またはグループで、簡単なフランス語を書いたり、話したりする練習をします。また、適宜、フランス文化、フランス語使用地域の文化紹介をします。
・日程
1 導入
1~2 1課「初めてのフランス語」:挨拶・アルファベと記号・自己紹介、名詞の性・不定冠詞(1)
3~4 2課「国籍、職業、出身地を言う」:主語人称代名詞・動詞être・国籍・職業・出身地
5~6 3課「話せる言語、専攻、好きなことを言う」:動詞-er (1)・定冠詞・名詞の複数形
7~8 4課「住んでいる国や都市を言う、否定する」:国名と都市名・国名の前の前置詞・否定
9~10  5課「持ち物、年齢を言う」:動詞avoir・不定冠詞(2)・否定のde
11~12 6課「日常について話す」:動詞faire, aller・à+定冠詞の縮約・動詞-er (2)・曜日
13 これまでのまとめ(1):文法・聞き取り・書き取り・会話・文化についてのクイズ
14 これまでのまとめ(2):動詞の活用 / フランス文化紹介
15 授業前半・理解度チェック / 授業内容についての質疑応答
16~17 7課「人や物を描写する」:品質形容詞・所有形容詞・疑問形容詞
18~19 8課「服を買う」:動詞vouloir, prendre ・指示形容詞・直接目的補語人称代名詞・衣服
20~21 9課「食料品を買う」:部分冠詞・中性代名詞en・数量を表す表現
22~23 10課「位置関係を言う」:位置関係・de+定冠詞の縮約・東西南北
24~25 11課「道順を説明する」:命令形・道順を伝える・道順を伝える・中性代名詞y
26~27 12課「質問をする、予定について語る」:動詞partir ・月・疑問文・近接未来
28 これまでのまとめ(3):文法・聞き取り・書き取り・会話・文化についてのクイズ
29 これまでのまとめ(4):動詞の活用 / フランス文化紹介
30 授業後半・理解度チェック/ 前期の総括
※だいたいの目安なので、実際の授業の進捗で変わります。(最初の2回はオンデマンド授業です。)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業では、読む、書く、聞く、話すが基本となります。練習問題とグループワークを通して、習った内容を授業内で定着させます。語学習得には継続と積み重ねが欠かせないので、出席は必須です。オンライン授業になった場合は、Zoomでの開講を予定しています(寺本)。パソコンやネット環境などの準備もお願いします。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
その日のうちに復習するのが重要です。とくに発音や聞き取り練習を繰返し行うことは大切です。WebClassで出された課題は、必ず解いて提出するようにしてください。テレビやインターネットなどを活用して、できる限りフランス語に触れてください。

【成績の評価】
・基準
1.フランス語の初級文法の規則を理解し、文法問題に正しく回答できる、短文が読める、簡単な文章が書ける。(到達目標の1に対して)。
2.フランス語の正しい発音をでき、簡単なフランス語の聞き取りとフランス語による初歩的なコミュニケーションができる(到達目標の2に対して)。
以上の2点を成績評価の基準とします。
・方法
ふだんの授業参加率と理解度(課題提出も含む)(50点)と授業前半と後半の2回の理解度チェック(50点)を合わせて、総合的に判断します。規定点に達したものを合格とします。(寺本弘子)

【テキスト・参考書】
教科書:『マエストロ1』(2700円+税)
仏和辞書『ル・ディコ』『プチ・ロワイヤル』『ベーシッククラウン』など初学者むけの紙の辞書(電子辞書は奨励しません)。

【その他】
・学生へのメッセージ
新しい言語(フランス語)を始まるにあたって既習外国語(英語など)の知識はもちろん役立ちますが、同時にフランス語ならではの特徴に驚かされることと思います。忍耐強く取り組めば、英語を通して見えてくるのとはまた別の新しい世界への扉を開いてくれます。(寺本弘子)
・オフィス・アワー
なし。質問がある場合は授業内で受け付け、必要ならばメールでも対応します。教員メールアドレスは後日授業の際にお知らせしますが、それまでに連絡する必要なある場合は教務課にお問い合わせください。 

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