【授業の目的】
フランス語入門
【授業の到達目標】
フランス語の初歩的な文法規則を身につける。簡単なフランス語会話(あいさつ、自己紹介など)ができるようになる。
【授業概要(キーワード)】
フランス語、フランス文化、フランス語圏旅行、フランス映画
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
共通科目(コミュニケーションスキル)、フランス語習得を通じて異文化理解能力、コミュニケーション能力を身につける。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
前期に引き続き、教科書『アミカルマン〈プリュス〉』に沿って、フランス語の基礎を学びます。文法解説と例文読解を行う曜日、問題演習と会話等を行う曜日に分かれ、それぞれを日本人とフランス人の教員が担当します。毎回ペアやグループでの活動もあります。 本科目では映画や美術、また季節に合った音楽等を素材として、フランスの歴史・社会・文化の様相も紹介します。
・日程
第1・2回 後期のガイダンス、辞書の引き方・楽しみ方 第3・4回 第5課の2 間接目的補語(人称代名詞の場合)、最上級 第5・6回 第6課の1 代名動詞 第7・8回 第6課の2 不規則動詞pouvoir、vouloir、devoirの活用、疑問形容詞 第9・10回 ◎これまでの復習、小テスト1の実施と解説 第11・12回 第7課の1 複合過去(パターン1) 第13・14回 第7課の2 複合過去(パターン2) 第15・16回 第8課の1 半過去、関係代名詞、強調構文 第17・18回 第8課の2 受動態 第19・20回 ◎これまでの復習、小テスト2の実施と解説 第21・22回 第9課の1 単純未来 第23・24回 第9課の2 ジェロンディフ、感嘆文 第25・26回 第10課の1 条件法 第27・28回 第10課の2 接続法 第29・30回 ◎これまでの復習、期末試験の実施と解説
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
辞書を用いて予習・復習を欠かさず行ってください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で文法解説・例文読解を行った後には、練習問題に解答し、音源を聴いて例文(会話文)の発音を確認しておきましょう。 問題演習・会話の授業の後には、次の例文に目を通し、新しい単語を調べましょう。さらに例文の英訳や邦訳を作成しておけば、よりいっそう理解が深まります。 オンライン授業になった場合は、Zoomでの開講を予定しています。パソコンやネット環境などの準備もお願いします。
【成績の評価】
・基準
基本的な文法事項を理解し、発音と綴り字の規則をマスターできていることが合格の基準となります。毎回の出席と、積極的な授業参加が求められます。
・方法
期末試験・小テスト(60%)、平常点(40%)で評価します。 なお、仏検の秋季試験(11月に実施予定)を受ければ最終成績に加点します。積極的に応募してください。
【テキスト・参考書】
教科書:『アミカルマン〈プリュス〉』(2,300円+税) 仏和辞書:『ル・ディコ』、『プチ・ロワイヤル』、『クラウン』など初学者むけの辞書。デジタルかアナログかは個々人のタイプもありますので電子辞書を許容しないわけではありませんが、語学学習を楽しく継続するためには、紙の辞書を強く勧めます。
【その他】
・学生へのメッセージ
人工知能が急速な進化を遂げている今日においては、通訳や翻訳もAIに任せて大丈夫だと思われるかもしれません。しかし、人体が「脈」を打って生きているのと同じように、言葉もその国や時代に特有の、またその言葉を発する個々人に特有の「文脈」を持って生きています。言葉が生きものであるからには、仕事でも私生活でも、「自分の言葉」を心から伝え、「相手の言葉」に耳を澄ます姿勢が、人間には普遍的に必要なのではないでしょうか。言葉には往々にして、感情や気分や思惑が乗せられているものです。AIは、それら人間臭いものを理解することは苦手です。フランス語を例に、人間同士のコミュニケーションの奥深さを味わってみませんか。異なる言語を学ぶことは、日本や世界、また自分自身を客観的な視座から捉え、一回り大きな人間に成長することにもつながります。(玉田)
・オフィス・アワー
オフィス・アワーは、火曜日の7・8校時です。それ以外の時間はアポイントメントが必要です。
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