先史・古代の食文化史(歴史学)
 Prehistoric and Ancient food culture(History)
 担当教員:白石 哲也(SHIROISHI Tetsuya)
 担当教員の所属:教育企画部
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
本授業の目的は,自ら課題を見出し,それを問題解決に導くという,「大学での学び」の基礎を,考古学を通して獲得することにある。

【授業の到達目標】
1)考古学に関する基本的な知識を身に着け、説明することができる。【知識・理解】
2)考古資料に基づき、自分の考えを他人に伝えることができる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
考古学、遺物、遺跡、先史、古代、食文化

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
この授業は、過去の人々の営みについて複眼的な視野に立ち考察することで、論理的に思考し、解決に導く態度を身に着けます。

【授業計画】
・授業の方法
講義を中心とした授業となりますが、受講者の人数によっては一部ディスカッションなども取り入れます。
・日程
第1回 ガイダンス(授業内容と進め方について)
第2回 先史・古代食文化史事始め(1)-「食べる」を考える-
第3回 先史・古代食文化史事始め(2)-はじまりの調理-
第4回 日本の日本の食文化(1)-貴族の食文化-
第5回 日本の食文化(2)-江戸の食文化-
第6回 世界の食文化(1)-古代エジプト食文化-
第7回 世界の食文化(2)-ギリシア・ローマの食文化-
第8回 世界の食文化(3)-豚はタブーとされる-
第9回 世界の食文化(4)-香辛料の世界史-
第10回 先史時代の食文化(1)-狩猟・採集社会の食-
第11回 先史時代の食文化(2)-新石器時代の食-
第12回 先史時代の食文化(3)-乳と家畜-
第13回 先史時代の食文化(4)-魚醤文化(1)-
第14回 先史時代の食文化(5)-魚醤文化(2)-
第15回 まとめとレポート

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
基本的には、事前学習は必要ありませんが、TVなどで放送される考古学関係の番組を見たりしておくと、授業がより理解しやすいです。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
随時、小テストを課します。授業終了後に資料を読み直し、テストに臨んでください。授業以外にも、博物館や郷土資料館に行って、実際の遺物を見学することも大切です。

【成績の評価】
・基準
1)考古学に関する基本的な概念や用語を正しく理解している。
2)発表およびレポートにおいて、根拠に基づき、自身の考えを説明できている。
上記の2点に基づいて、評価を行います。
・方法
平常点:15点、小テスト:45点、最終レポート:40点

【テキスト・参考書】
適宜、Webclassにプリントを配布します。

【その他】
・学生へのメッセージ
多様な食文化が先史・古代社会にあったことを知ることで、現代の食文化について考えてほしいと思います。
・オフィス・アワー
随時、Webclassからの質問を受け付けます。また、対面を希望する場合は事前にWebclassでご連絡ください。

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