【授業の目的】
様々な環境に潜む未知・未利用・難培養微生物に関する最新の学術研究論文・教科書を資料とし、これらの微生物の探索方法、取得方法、解析方法について演習を行う。これにより、修士論文研究を進めるための知識・技能を得ることを目的とする。
【授業の到達目標】
・各種遺伝子工学的手法による未知・未利用・難培養微生物の探索方法について述べることができるようになる【知識・理解】。
・各種培養方法による未知・未利用・難培養微生物の取得方法について述べることができるようになる【知識・理解】。
・未知・未利用・難培養微生物の相同性解析および分子系統解析ができるようになる【技能】。
【授業概要（キーワード）】
未知微生物、未利用微生物、難培養微生物、環境微生物、遺伝子工学、多様性評価、分離培養
【学生主体型授業（アクティブラーニング）について】
A-1．ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。：1～25％
A-2．小レポート等により、事前学習（下調べ、調査等含む）が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。：1～25％
【科目の位置付け】
この演習は、未知・未利用微生物の探索方法・取得方法・解析方法を習得することにより、得られた知識・技能を修士論文研究において多角的に実践、応用できる力を身につけるものである。【植物機能開発学コースのカリキュラムポリシー】
【SDGs（持続可能な開発目標）】
03.すべての人に健康と福祉を
06.安全な水とトイレを世界中に
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
・面接授業（遠隔授業に切り替える可能性あり）
・未知・未利用・難培養微生物に関する科学論文を講読し、レジュメを作成、セミナーにて発表を行う。
・日程
・未知・未利用・難培養微生物に関する科学論文の講読
・未知・未利用・難培養微生物の探索に用いられる各種遺伝子工学的手法の原理と適用例
・未知・未利用・難培養微生物の取得に用いられる各種培養方法の原理と適用例
・各種データベースを用いた未知・未利用・難培養微生物の相同性解析
・各種ソフトウェアを用いた未知・未利用・難培養微生物の分子系統解析
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
体系的に科学論文や学術書を講読し、ノートに筆記して内容の理解に努める。
・授業時間外学習（予習・復習）のアドバイス
科学論文や学術書を積極的に読み、当該分野の体系的な理解を心がけると良い。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した未知・未利用・難培養微生物の探索方法、取得方法、解析方法について内容を理解し、適切に述べられることを合格の基準とする。
・方法
出席および、科学論文や学術書の課題に対する理解度を総合して評価する。
【テキスト・参考書】
未知・未利用・難培養微生物に関連する各種の和洋科学雑誌・学術書
【その他】
・学生へのメッセージ
修士論文研究を行ってゆく上での基盤となるので、積極的に取り組むことを期待します。
・オフィス・アワー
事前に下記のメールアドレスまで連絡をしてください。
連絡先:hats★tds1.tr.yamagata-u.ac.jp(★マークを@に置き換えてください)
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