【授業の目的】
現代物理学の基礎となる解析力学の基礎概念の定着をはかることを目的とする。
【授業の到達目標】
1) 解析力学の基本的な概念が理解できる。【知識・理解】
2) 解析力学の基礎的な問題が解ける。【知識・理解】
【授業概要（キーワード）】
解析力学、最小作用の原理、ラグランジュ形式、ハミルトン形式
【学生主体型授業（アクティブラーニング）について】
A-2．小レポート等により、事前学習（下調べ、調査等含む）が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。：1～25％
【科目の位置付け】
選択したコースカリキュラムの専門的知識を身に付け、その分野の先端的な研究内容を理解し、説明できる能力を身に付けている。選択したコースカリキュラム以外の幅広い理学の基礎的知識を身に付けている。(理学部理学科ディプロマ・ポリシー参照)
【SDGs（持続可能な開発目標）】
04.質の高い教育をみんなに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
基礎概念の説明を中心とした講義。基礎的な演習問題を講義、小テストまたはレポートによって扱う。
・日程
解析力学を中心に取り扱います。なお、学生の理解状況によっては以下の日程の微調整がおこなわれる可能性があります。
(第1ー第2回)一般化座標とラグランジュ形式
(第3ー第4回)拘束条件とラグランジュ形式
(第5ー第6回)最小作用の原理
(第7ー第8回)対称性と保存則
(第9ー第10回前半)ハミルトン形式
(第10回後半ー第11回)正準変換
(第12回)ポアソン括弧
(第13回)ハミルトン-ヤコビの方程式
(第14回)シンプレティック条件とリウヴィルの定理
(第15回)試験とまとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義内容をノートに筆記して内容の理解に努める。積極的に発表、質問する
・授業時間外学習（予習・復習）のアドバイス
小テストまたはレポートを数回おこなうのでしっかりと復習のうえのぞんでください。
【成績の評価】
・基準
解析力学の概念や基本法則を理解し、基礎的な問題が解けることが合格の条件です。
・方法
小テストまたはレポートの点数(約50%)および期末テストまたは期末レポートの点数(約50%)の合計をもって評点とする。
【テキスト・参考書】
参考書：「物理入門コース２ 解析力学」 小出昭一郎 岩波書店
参考書：「力学」 ランダウ、リフシッツ 東京図書
参考書：「古典力学 （上）、（下）」 ゴールドスタイン 吉岡書店
参考書：「解析力学・量子論」須藤靖 東京大学出版会
【その他】
・学生へのメッセージ
１）準備学修に必要な学修時間の目安は2時間/週です。
２）小テストまたはレポートを数回おこなうので復習のペース作りに利用してください。
・オフィス・アワー
webclassに質問用の掲示板を設置しますのでそちらをご利用ください。
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