【授業の目的】
このセミナーでは、宇宙物理学や物性物理学、素粒子原子核物理学に関する文献講読等を通じ、卒業研究等で必要とされる各研究分野での基礎的知識を修得する事を目的としている。
【授業の到達目標】
1) 専門的な研究を始めるための、基礎的な研究手法の原理を説明できる。【知識・理解】 2) 各分野における典型的な問題に対し、基礎的研究手法を適用できる。【知識・理解】 3) 各分野における先端的研究テーマについて、その概要を理解できる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
宇宙物理学、素粒子物理学、物性物理学
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
研究の背景と意義を説明するための専門的知識および技能を体系的に修得している。研究成果のプレゼンテーションや質疑応答を的確に行うことができる。 (理工学研究科(理学専攻ディプロマポリシー参照)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
本セミナーでは複数の教員がそれぞれ数人の学生を受け持ち、各教員は自分が専門としている分野の基礎を演習や実習を通して学生に伝授する。対面形式と非対面形式を併用して授業を行う。
・日程
初回は学生がどの教員を選ぶのか確認し、将来研究したいテーマを教員と話し合う。第二回目では教員がその分野を学ぶ際に必要な基礎的な計算手法や実験技術を学生に説明する。第三回目から実際の演習や実習を行い、最後に学生は自分が今回学んだ内容をレポートとして提出する。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
自分が行っている演習や実習だけでなく、同じ教員に就いている他の学生が行っている事に関してもある程度理解するように努める。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
担当教官が許せば、時間外にでも実験装置やコンピューターなどを使っても構わない。時間外でも積極的に学ぶことが重要である。準備のために必要な学修時間の目安は90分/週です。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標で示した理工学研究科理学専攻ディプロマポリシーの基礎的な事項について適切に正しく理解して説明できることを合格の基準とする。
・方法
最後に提出されるレポートを100点として採点する。それ以外に演習や実習に対する積極性を40点として加算する。2つの合計点を総合点とするが、もし総合点が100点を超えた場合は総合点を100点とする。
【テキスト・参考書】
第一回目と第二回目で決めたテーマに従って、セミナーが進行していくため、特に決まった教科書はない。しかし選んだテーマによっては、以下の様なテキストが使われる事がある。 ・上級量子力学 J.J.サクライ 著 丸善プラネット株式会社 ・誤差解析入門 林 茂雄・馬場 涼 著 東京化学同人 ・光物理学 櫛田孝司 著 共立出版
【その他】
・学生へのメッセージ
宇宙物理学、素粒子物理学、物性物理学の研究を始めるのに必要な実践的な授業である。とにかく積極的に学ぶことが必要である。
・オフィス・アワー
本授業は物理コースの多数の教員によって行われる。授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」は、基本的にはその教員の居室において、随時行われる。しかし会議や出張等で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に電子メールでアポイントをとること。電子メールに関しては初回の授業で知らせる。
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