【授業の目的】
動物行動の基盤である神経回路の構造と機能を知る上で、その基本単位であるニューロンの理解は必須であり、その電気・化学的特性を学ぶことを目的とする。
【授業の到達目標】
イオンチャネルから行動出力に至る神経系の階層構造の基盤となっているニューロンの機能を理解できる【知識・理解】。
【授業概要(キーワード)】
イオンチャネル,静止電位,活動電位,シナプス,トランスミッター,統合作用
【科目の位置付け】
理学部カリキュラム・ポリシー1と2に準拠(学生便覧を参照)。
【授業計画】
・授業の方法
WebClassを用いたon-line講義、中間・期末試験は対面で実施する。
・日程
第1回 細胞膜 第2回 静止電位 第3回 ナトリウムポンプ 第4回 活動電位の発生 第5回 活動電位の伝導 第6回 ケーブル特性 第7回 中間テストと解説 第8回 電気シナプスと化学シナプス 第9回 主要なトランスミッター 第10回 興奮性と抑制性シナプス電位 第11回 通常型と代謝型受容体 第12回 シナプス統合作用 第13回 学習と記憶 第14回 連合学習 第15回 期末テストと解説
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
Web Class に挙げた講義資料と解説を基に、内容の理解に努めること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
予習・復習に必要な学修時間の目安は、4時間/週です。復習の際は、適宜ノートにまとめるなど工夫をしてください。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標への到達をもって合格の基準とする。そのために、どれだけ到達したか、内容をどれだけ理解したかをテストで評価する。
・方法
中間テスト40%、期末テスト60%で評価の判断をします。
【テキスト・参考書】
テキスト:指定しない。 参考書:基礎から学ぶ神経生物学(2012)岡 良隆(著)オーム社
【その他】
・学生へのメッセージ
講義の範囲に限らず、いろいろなことに興味を持ち、好奇心のアンテナを張りめぐらせ、生物学的センスを磨いてください。 授業に加え、予習‐復習を合わせて一つの講義と考えますので、主体的に授業を受ける、わからないこと・さらに興味を持ったことは自ら調べる・質問する、etc. 新しい知識を吸収しようとする姿勢が大事です。
・オフィス・アワー
質問はウェブクラスのメールで受け付けます。メールを送る際には、件名に”動物生理学についての質問”と明記してください。
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