フィジカルアセスメント
 Physical Assessment
 担当教員:齋藤 貴史(SAITO Takafumi)
 担当教員の所属:医学部看護学科
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):医師として実務経験のある教員が、その診療経験を活かし、看護に必要な患者アセスメント方法について講義を行う。
 開講学年:2年  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:講義
 開講対象:看護学科  科目区分:専門科目基礎看護学 
【授業の目的】
看護職には人の健康状態を正確に判断する能力が求められる。看護に必要な看護面接、身体診査方法やその所見の解釈について学び、フィジカルアセスメントの基礎知識を身につけることを目的とする。

【授業の到達目標】
1.看護におけるフィジカルアセスメントの意義を説明できる。
2.看護面接の重要性とそれにより得られる情報について説明できる。
3.様々なバイタルサインを理解できる。
4.各臓器別の身体診査法およびその所見の解釈について説明できる。

【授業概要(キーワード)】
ヘルスアセスメント、看護面接、身体診査、理学的所見、臨床検査

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業はフィジカルアセスメントを習得することで、看護実践能力の基盤を養成するものである。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
授業はパワーポイントにより行う。大切な手技を実際に練習する。
授業の理解を助けるための資料を配付する。
・日程
6月9日~7月28日毎週金曜日 5・6校時13:00~14:30、7・8校時14:40~16:10
授業内容は次のとおりです。授業の日程表は開講前に配布する。
1.フィジカルアセスメント総論
2.バイタルサイン
3.頭頸部のアセスメント
4,呼吸器のアセスメント
5.循環器のアセスメント
6.腹部のアセスメント
7.脳・神経系のアセスメント
8.乳房・腋窩・泌尿器・生殖器のアセスメント
9.皮膚・眼・耳部咽喉のアセスメント
10.試験とまとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
フィジカルアセスメントの理解には、既習の人体構造学、人体機能学、生理学などの知識が必要であり、適宜、講義に関連する項目は復習が必要である。
また講義内容の理解を深めるために、参考書なども活用して各領域の予習と復習を欠かさず行うことが必要である。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
広範囲な人体領域のフィジカルアセスメントについて、限られた時間で学ぶので、 遅刻や欠席をせず最大限に時間を有効に活用して効率的に学習してください。

【成績の評価】
・基準
合格基準は、看護におけるフィジカルアセスメントの意義、様々なフィジカルアセスメントの手技と所見の解釈などについて、十分に理解し論述できることである。
・方法
授業で学んだフィジカルアセスメントに関する試験(100点満点)にて60点以上で合格とする。再試験は一回限り行う。

【テキスト・参考書】
看護が見える Vol.3 フィジカルアセスメント。医療情報科学研究所編集、メディクメディア、東京。

【その他】
・学生へのメッセージ
フィジカルアセスメントで得た知識や実技を臨床実習の場で十分に活用して臨床を学び、将来の糧としてください。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を齋藤貴研究室(4階)において、授業終了後(金)の16:10~17:00に設けます。所用で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡先は、初回の授業でお知らせします。

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